ヨツバムグラ Galium trachyspermum〈四葉葎〉
(アカネ科 ヤエムグラ属) 花期は5〜8月。 葉が4個輪生することによる。 田のあぜや道端に多い高さ20−50cmの多年草。 茎は4稜形で細くて無毛。基部はときに地に伏す。
葉は4個輪生し、長さ0.6-1.5cmの卵状長楕円形または卵形で、
先端は短くとがり、縁や裏面には白い毛がある。 4個の葉のうち2個は托葉が変化したもので、ふつう少し小さい。
茎の先や葉腋から短い花序を出して、
淡黄緑色で直径約1mmの小さな花を数個つける。
果実は2個の分果からなり、曲がった毛が密生する。
花期:5〜6月 分布:北、本、四、九
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました −葉は4個輪生し、卵状長楕円形または卵形で、先端は短くとがり 】
19. 5.29 撮影
【A茎の先や葉腋から短い花序を出して】
19.5.29 撮影
【Aを拡大しました − 淡黄緑色で直径約1mmの小さな花を数個つける】
19. 5.29 撮影
「葉の縁や裏面には白い毛がある」
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【@を拡大しました −ヒメヨツバムグラ − 画像@の左側です】
19. 5.29 撮影
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ヒメヨツバムグラ Galium gracilens〈姫四葉葎/別名コバノヨツバムグラ〉
(アカネ科 ヤエムグラ属)花期は4〜9月。
ヨツバムグラに似ているが、葉が細くて小型であることによる。
日当たりの良い土手や丘陵に生える多年草。
茎は4稜形で細く、下部では枝分かれして斜上し、長さ20-40cmになる。
葉は4個が輪生し、長さ0.4-1.2cmの狭被針形または狭長楕円形で、
両端ともとがり、縁や裏面の主脈には白色の毛がある。
茎の先や葉腋から細い花序を出して、
小さな淡緑色の花をまばらにつける。
分果は長さ1mm以下。表面には曲がったこぶ状の突起が密生する。
花期:5〜6月 分布:本、四、九
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【B茎は4稜形で細く、下部では枝分かれして斜上し、長さ20-40cmになる】
19. 5.29 撮影
【Bを拡大しました −茎は4稜形で細く 】
18. 5.29 撮影
【C茎の先や葉腋から細い花序を出して、小さな淡緑色の花をまばらにつける】
19. 5.29 撮影
【Cを拡大しました − 分果は長さ1mm以下。表面には曲がったこぶ状の突起が密生する】
19. 5.29 撮影
【D小さな淡緑色の花をまばらにつける】
13. 6.18 撮影
【Eヒメヨツバムグラは、こんな姿で生えていることが多いです】
19.5.22 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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