ヨモギArtemisia indica〈蓬〉(キク科 ヨモギ属) 花期は8〜10月。
山野に普通に生える高さ50-120cmの多年草。
春の若葉を草餅の材料とするので、モチグサとも呼ばれて親しまれている。
お灸に使うもぐさは葉の裏面に密生した綿毛を集めたもの。
根生葉や下部の葉は花のころは枯れる。
茎葉は長さ6-12cm、幅4-8cmで羽状に深裂し、
裂片は2〜4対、ふちには鋸歯がある。
表面は緑色で、裏面は綿毛が密生して灰白色。
茎の先に大きな円錐花序を出し、小さな頭花を下向きに多数つける。
頭花は直径約1.5mm、長さ約3mmの長楕円状鐘形。
中心部に両性花、周りに雌花があり、どちらも結実する。
総苞片は4列に並び、ふちは乾膜質。外片は短い。
【@を拡大しました − 茎葉は羽状に深裂し、裂片は2〜4対、ふちには鋸歯がある】
17.9.22 撮影
【A表面は緑色で、裏面は綿毛が密生して灰白色】
17.10. 5 撮影
【B河原で高さ3mのヨモギが群生していました】
17.9.15 撮影
【Bを拡大しました − 茎の先に大きな円錐花序を出し、小さな頭花を下向きに多数つける】
17.9.15 撮影
【C − Bの茎の下部 − 根生葉や下部の葉は花のころは枯れる】
17.9.22 撮影
【D − Bが倒れていたので友人に起こしてもらいました】
17.9.24 撮影
【Dを拡大しました − 小さな頭花を下向きに多数つける】
17.9.24 撮影
【E − Dの花序】
17.9.24 撮影
【Eを拡大しました − 頭花は直径約1.5mm、長さ約3mmの長楕円状鐘形】
17.9. 24 撮影
【F − Eに近づいて − 総苞片は4列に並び、ふちは乾膜質。外片は短い】
17.9. 24 撮影
「中心部に両性花、周りに雌花があり、どちらも結実する」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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