6月28日 ヤナギイボタ 


【@6月25日に開花を確認、雨がやむのを待って撮りに来ました】
   10.6.28 撮影
生えているのは、洞穴前で夏涼しく冬に暖かい湿り気の多い所です。
   
    ヤナギイボタ〈柳水蝋/別名ハナイボタ〉(モクセイ科 イボタノキ属) 花期は6月。
   西日本にまれに生え、高さ5〜8mになる落葉小高木。
   樹皮は灰色。
   葉は対生。葉身はやや薄く、長さ6〜13cmの狭倒卵形、両端長くとがり、側脈が目立つ。
   円錐花序を頂生し、白い小さな花を多数つける。
   花冠は白色、長さ約5mm、裂片は筒部と同長かやや短く、開出して反曲する。
   花糸は花冠裂片より長く、花柱は長さ約4mmで、花筒から突き出る。
   果実は長さ8〜10mmの楕円形で黒紫色に熟す。
   【分布】暖帯:本州(近畿地方以西)・九州。

   
                 【A今年ついた花序は、5個】        
 10.6.28 撮影
円錐花序を頂生し、白い小さな花を多数つける

Aを拡大しました  
10.6.28 撮影
Aを拡大しました
10.6.28 撮影
花糸は花冠裂片より長く、
花柱は長さ約4mmで、花筒から突き出る


上の花序を反対側から撮りました】        
10.6.28 撮影

葉は対生
10.6.28 撮影
葉身はやや薄く、狭倒卵形、両端長くとがり、側脈が目立つ

* * * * * * * おまけ  * * * * * * *

【帰り水の“一時湖”】
10.6.28 撮影
雨が一旦上がり、水位は4〜5m下がったのが草の色から分かりますが、
雨がまた激しく降り始めたため、水かさは増えたのではないでしょうか。

 ヤナギイボタは昨年7月の豪雨で根元がむき出し状態ですが、今回の雨では2mほど浸かり、職員さんが総出で片づけをされ、私が到着した時は、最後に軽トラ2台分の木ぎれを運び出すところでした。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。