ヤナギハナガサ Verbena bonariensis L.〈柳花笠/別名サンジャクバーベナ〉
(クマツヅラ科 クマツヅラ属) 花期は5〜8月。
裸地や礫地、草原に生える多年草。南アメリカ原産。
直立、束生して、高さ1.5mに達する。
全体に剛毛があり、ざらつく。
茎の断面は普通四角形で稜があり、中空、よく分枝し、枝は開出する。
葉は対生、広線形、狭楕円形。
下部の葉には不整の鋭鋸歯があり、先は次第に尖り、
基部はいったん細まって再び幅広くなり、切形で、対生する2葉の基部が接する。
枝先にほとんど無柄の密な穂状花序が散房状に集まってつき、
同時に多数の花が咲いているように見える。
穂状花序は開花に伴って伸び、長さ1-2cmとなるが、果時にも団塊状を保つ。
萼は筒状で先がわずかに5裂し、ふつう毛のほかに微細な腺毛がある。
花冠は紅紫色、生時に長さ1cm、萼の2.5−3倍長で、
花序から超出して目立ち、筒部の外面には開出する白毛がある。
【@を拡大しました】
16.6.28 撮影
【@を拡大しました − 直立、束生して、高さ1.5mに達し、全体に剛毛があり、ざらつく】
16.6.28 撮影
【A葉は対生、広線形、狭楕円形。下部の葉には不整の鋭鋸歯があり、先は次第に尖り】
16.6.28 撮影
【Aを拡大しました − 基部はいったん細まって再び幅広くなり、切形、対生する2葉の基部が接する】
16.6.28 撮影
【B枝先にほとんど無柄の密な穂状花序が散房状に集まってつき】
16.6.28 撮影
【Bを拡大しました − 同時に多数の花が咲いているように見える】
16.6.28 撮影
【Cもう一つ、花盛りの花序を − 花冠は紅紫色、生時に長さ1cm】
16.6.28 撮影
【Cを拡大しました − 花冠は萼の2.5−3倍長で、花序から超出して目立ち】
16.6.28 撮影
「筒部の外面には開出する白毛がある」
【D咲き進んだ花序を − 穂状花序は開花に伴って伸び、長さ1-2cmとなるが】
16.6. 28撮影
【Dを拡大しました − 果時にも団塊状を保つ】
16.6.28 撮影
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あちこちの荒れ地に、見た感じはアレチハナガサで2m高さの草がたくさん生えていますが、
見ていくうちに、何か区別出来なくなったので、一つ一つを確実に把握することに決め、
先ず、ヤナギハナガサを書きました。
これで、ヤナギハナガサを把握できました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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