ビッチュウアザミ〈備中薊〉(キク科 アザミ属) 花期は 8〜11月。
山林のふちや川岸に生える多年草。茎は高さ1〜2m。
茎葉は鋸歯縁または羽状中裂し、しばしば鎌形となり、基部は狭くなるが茎を抱く。
頭花は多数、細い枝の先につく。
総苞は幅6〜8mmで、片は著しく粘り、外片は短く、覆瓦状に内片に重なる。
花冠は長さ17〜18mm。
分布:兵庫県西部〜中国山地の暖帯。
【@を拡大しました】
10.11.4 撮影
「頭花は多数、細い枝の先につく」
【@を拡大しました】
10.11.4 撮影
「茎葉の基部は狭くなるが茎を抱く」
枝につく葉が茎を抱いています。
【茎の中部の葉の基部を】
10.11.4 撮影
【上の画像を拡大しました】
10.11.4 撮影
葉が基部近くで狭まって、茎につく部分では広がっています。
これを「茎を抱いている」と言って良いと思いました。
【総苞を − その1】
10.11.4 撮影
「総苞は幅6〜8mmで、片は著しく粘り、外片は短く、覆瓦状に内片に重なる」
【総苞を − その2】
10.11.4 撮影
同一個体で総苞片がこれだけ違いましたが、いずれもヨシノアザミの形です。
雑種ができているのだろうと判断しました。
ヨシノアザミの茎葉は「基部は狭くなり、茎を抱かない」ので、ヨシノアザミとは言えません。
ビッチュウアザミに近い、ヨシノアザミとビッチュウアザミの交雑種と考えました。
交雑種ではないビッチュウアザミを、是非とも見つけようと思います。
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きょうは週に1回の植物調査の日でした。
帰水〜ききようが原のムラサキセンブリとウメバチソウの数を数える作業をやりましたが、ききょうが原をうつ向いてつづら折りに上っていたら、覚えのある腰痛が起きました。
昼休みに先ず草原に寝そべって脚を上げる腰痛体操をやり、昼食後恐る恐る立ち上がったところ、腰痛は完全に消えていました。整形外科で「予防だけでなく、治療にもなる」と聞いていましたが、本当でした。早めの対応が良かったのですね!
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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