2017年 4月8日  ヤマヤナギ



「西日本でヤナギといえば先ずこれ、山間部に非常に多い」ですが、
秋吉台ではあまり見かけず、サイコクキツネヤナギが断然多いと思います。

【@サイコクキツネヤナギの群生地に行く途中の林縁で − 雄株】
17.4.7 撮影

          ヤマヤナギ Salix sieboldiana〈山柳/別名ハシカエリヤナギ〉
                           (ヤナギ科 ヤナギ属) 花期は3〜4月。
        西日本でヤナギといえば先ずこれ、山間部に非常に多い。
        日当たりのよい山地〜丘陵に生える落葉低木〜小高木。雌雄異株。
        株立ちになる。
        崖地や傾斜地では高さ2mほどだが、立地が良いと高さ3-4mとなる。
        葉は互生。
        葉身は長さ8-15cmの長楕円形で、縁には波状の鋸歯がある。
        裏面は粉白色でふつう無毛。
        葉の展開と同時に開花する。
        雄花序は長さ2.5-5cmで無柄、葯は黄色。
        雄しべが1個のものと2個のものが混在する。
        花糸は離生または途中まで合着する。
        雌花序は長さ3-5cm。子房には柄があり、白い棉毛が密生する。
        苞は卵形〜楕円形、上半部黒褐色または赤褐色、下部は淡緑色。
        両面に長い軟毛が密生する。


【A葉の展開と同時に開花する。雄花序は長さ2.5-5cmで無柄、葯は黄色
17.4.7 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 雄しべが1個のものと2個のものが混在する
17.4.7 撮影
「花糸は離生または途中まで合着する」

【B花がつかない枝には、葉がここまで伸びています】
17.4.7 撮影

【Bを拡大しました − 葉裏に毛がありますが、サイコクキツネヤナギの葉とは違います】
17.4.7 撮影

【C同じ日のサイコクキツネヤナギ(雄株)は】
17.4.7 撮影

【Cを拡大しました】
17.4.7 撮影

  この林縁では雌株が見られませんが、草原で撮った2008年3月23日の日記にあります。

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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