2017年 3月12日  ヤマルリソウ・シキミ



【@ヤマルリソウ − 3月5日に花が1つだけ咲いたこの個体で開花確認しました】
17.3.12 撮影

           ヤマルリソウ Omphalodes.japonica〈山瑠璃草〉(ムラサキ科 ルリソウ属) 
                                               花期は3〜5月。
         山地の林のへりに生える高さ7-20cmの多年草。全体に白い開出毛が多い。
         根生葉はロゼット状に広がり、長さ7〜20cmの倒被針形で、ふちはやや波打つ。
         茎は多数斜上し、高さ7-20cm。
         茎葉は基部が半ば茎を抱き、上部のものほど次第に小さくなる。
         茎の先に総状花序を出し、花序は分枝せず、花は直径約1cm、淡青紫色で、
         8-17mmの小花柄がある。
         花が終わるころから長い蔓を伸ばし、新しい株を作る。

【Aなぜか、いつもの場所ではまだ開花していません】
17.3.12 撮影
                                 
【B写真展で展示したヤマルリソウ】
57.3.25 撮影

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【@シキミは常緑小高木。昔植栽されたと思われる個体で今日、開花確認しました】
17.3. 撮影

          シキミ Illicium anisatum〈樒/別名ハナノキ〉(シキミ科 シキミ属) 花期は3〜4月。
        全体が有毒で特に果実は猛毒で「悪しき実」がなまってこの名があるといわれる。
        山地に生える高さ2-5mになる常緑小高木。
        寺社や墓地によく植えられている。
        葉は互生。やや輪生状につく。
        葉身は長さ4-10cmの長楕円形。 
        厚く光沢があり主脈以外は目立たない。
        葉腋に黄白色の花が数個集まってつく。
        花は両性。直径2-3cm。
        花被片は花弁状で10〜20個ある。


【@を拡大しました − 葉は厚く光沢があり主脈以外は目立たない
17.3.12 撮影

 山口県では、シキミを「ハナシバ」と呼び、お墓や仏壇に供えますので、
、私はこの木を目にしても、寂しい悲しい思いしかありません。
 ですから、『秋吉台で出会った花』にも『秋吉台で出会った花 改訂版』にも載せませんでした。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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