9月20日 ヤマニガナ 


【これまで見ていた2カ所とは別の林縁で見つけました】
   09.9.20 撮影
50mの範囲に点々と60株ほど。
   
           ヤマニガナ〈山苦菜〉(キク科 アキノノゲシ属) 花期は8〜10月。
          山地の林縁や草原に生え、高さ60〜200cmになる。
          葉は表面深緑色、裏面やや粉白色、下部のものはときに羽裂する。
          狭い円錐花序に多数の頭花をつける。
          頭花は直径1cm内外、上向きに咲く。
          総苞は長さ1cm、内片は5個。小花は8〜10個ある。
          痩果は長さ3.5〜4mm、両面に各3肋がある。
       
                                         
【高いものでも80cmで、全体が華奢な感じ】
 09.9.20 撮影
「狭い円錐花序に多数の頭花をつける  
09.9.20 撮影

頭花は直径1cm内外、小花は8〜10個ある
09.9.18 撮影
ここの頭花は全て、小花が12個です。

*チョウセンヤマニガナ〈朝鮮山苦菜〉(キク科 アキノノゲシ属) 花期は8〜10月。
    山地の林縁や草原に生え、高さ60〜120cmになる。
   ヤマニガナによく似るが、頭花の小花の数が多く、10〜17個ある。
(山渓ハンディ図鑑「山に咲く花」)

*チョウセンヤマニガナは、痩果が長さ2.5〜3mmで、両面に各4〜5肋がある。
九州北部、朝鮮・中国に分布する。
(平凡社「日本の野生植物」)


【痩果を接写しました】
 09.9.20 撮影
肋は3個。
残念ですが
チョウセンヤマニガナではなく、ヤマニガナのようです。


下部の葉はときに羽裂する
09.9.18 撮影

 ここの頭花は小花が12個で、小花の数からはチョウセンヤマニガナと言えるのです。
 私が「日本の野生植物」を持っていなかったら、「山に咲く花」の記述から、「チョウセンヤマニガナ」と書いたでしょうに、単なる突然変異でしょうか? まだ諦め切れません。
 今日の日記を書くために、3日間を費やしました。
 
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。