ヤマネコノメソウ Chrysosplenium japonicum〈山猫の目草〉
(ユキノシタ科 ネコノメソウ属) 花期は2〜4月。 湿った林内に生える高さ10-20cmの多年草。
全体に長毛を散生する。走出枝は出さない。 根生葉は花時まで残り、葉身は円腎形で、長さ5-20mm、 ふちには7〜11個の浅くて先端が平らな鋸歯がある。 茎葉は茎の途中で2〜3枚が互生、 長柄があり、腎円形〜卵円形、ふちに浅い平らな鋸歯がある。
花茎は高さ10〜20cm、まばらな軟毛があり、 花がすむと基部に長さ2-3mmの紫色を帯びた珠芽ができる。
花序は普通6〜10花を密につけ、直径2-3cm。
花は花弁がなく、直径4-5mm。花盤は緑黄色。
雄しべは4〜8個。花糸はごく短く、2個の花柱が反り返っている。
【@を拡大しました − 全体に長毛を散生する】
18.2.28 撮影
【A − @とは別の株です】
18.2.28 撮影
【Aを拡大しました − 花序は普通6〜10花を密につけ、直径2-3cm】
18.2.28 撮影
* * * * * 3月3日:追記 白魚洞では今年、開花が早かった様子 * * * * *
【B花径が5cmほどに伸びています − 花茎は高さ10〜20cm】
18.3.3 撮影
【Bを拡大しました − 花は花弁がなく、直径4-5mm。花盤は緑黄色】
18.3.3 撮影
【Bを拡大しました − 雄しべは4〜8個。花糸はごく短く】
18.3.3 撮影
秋吉台での暖かい地域、美東町の林縁では、ヤマネコノメソウの開花まで2〜3日かかりそうなので、
秋芳町の十南台に来て、開花確認。
それなのに、いつもは遅い白魚洞で今年は早かったらしいのです。
開花が少ない時期、加えて例年より遅れているので歩き回っていますが、私の勘が鈍くなったのか。
それでも、真冬の厚着では暑く感じるようになったし、いくら歩いても足や腰に違和感がなく、
気分は明るいです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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