ヤマジノホトトギス〈山路の杜鵑草〉(ユリ科 ホトトギス属) 花期は7〜9月。
花に散らばっている紫色の斑点をホトトギスの胸の模様に例えての名。
山野に生える多年草。茎は高さ30〜60cm、斜め下向きの毛がある。
葉は卵状長楕円形または狭長楕円形で、長さ8〜18cm、まばらに毛があり、先は急にとがる。
花は茎頂と葉腋に1〜2個つく。
花柄は毛が多く、花は長さ約2cm、花被片は白色で紫色の斑点が少なく、
下部に黄色の斑点がない。
上部は平開するが反り返らない。花糸と花柱とに紫色の斑点はない。
【@を拡大しました − 「花被片の上部は平開するが反り返らない」】
10.9.15 撮影
【@を拡大しました】
10.9.15 撮影
「下部に黄色の斑点がない」
「花糸と花柱とに紫色の斑点はない」
【Aチュウゴクホトトギスの記録がある場所の株】
07.6.19 撮影
ここのは毎年開花が早いので、開花確認の記録をとってきました。
「近畿地方や中国地方、四国から、チュウゴクホトトギスが記載されたが、
花序の形態がヤマホトトギス型なので変種と扱う説もある。
最近の研究は、ヤマジノホトトギスの1型とみなしている」
(日本の野生植物)
【Aを拡大しました − ここのもヤマジノホトトギス】
07.6.19 撮影
「近畿地方や中国地方、四国から、チュウゴクホトトギスが記載されたが、
花序の形態がヤマホトトギス型なので変種と扱う説もある。
最近の研究は、ヤマジノホトトギスの1型とみなしている」
(日本の野生植物)
ですが、↓の記述を見つけました。
【セトウチホトトギス】
「ヤマジノホトトギスに似ているが、花被片の下部に黄色の斑点があり、
花糸や花柱に紫斑があり、根にアントラキノン系の黄色色素がある
(ヤマホトトギスにはあるが、ヤマジノホトトギスにはない)ので別種としたもの。
本州(大阪府・和歌山県・兵庫県・岡山県・山口県)・四国(徳島県・愛媛県)に産する」。
セトウチホトトギス、今年はこれを探しましょう。
* * * * * おまけ* * * * *
【稲川で小鳥がチョコチョコ歩き回っていました】
11.1.30 撮影
2羽のうちの1羽にしぼって撮りました。
【上の画像を拡大しました】
11.1.30 撮影
初めて見た鳥さん。ルリビタキ♂ですか?
今日の秋吉台は真冬日。
帰りの鳳翩山トンネル手前の外気温は−4℃。寒いと言うより冷たいと感じました。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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