2016年 1月13日  ヤマイタチシダ



【@秋吉台では「林内にやや稀」のヤマイタチシダ − 薄暗い林の中で】
16.1.10 撮影
   
           ヤマイタチシダ(オシダ科 オシダ属) 常緑性。
         葉柄は長さ20-40cm、わら色、基部は暗褐色、鱗片がある。
         葉身は卵状長楕円形、鋭尖頭、2回羽状浅裂〜全裂。
         羽片は広被針形、上部のものは次第に小さくなる。
         羽軸には基部が膨れて袋状になった鱗片があり、
         小羽軸の裏面にも袋状の小さな鱗片がある。
         小羽片は三角状被針形、基部が広いくさび形で無柄、鈍頭、羽状に浅〜全裂し、
         裂片は全縁で、わずかに裏面に巻く。
         葉質はやわらかいが厚く、表面は深緑色。
         胞子嚢群はやや大型で、包膜は大きく、直径1-1.2mm。
         北海道・本州・四国・九州の各地で、
         山地の林床や林縁、村落の路傍や石垣などに普通に生じる。

         オシダ属の中に○○イタチシダと呼ばれる一群がある。目印は「大型ハの字」
         (最下羽片下向き第一小羽片がその両側よりもピンと長い形)である。
         イタチシダ類の中で最もありふれた3種類が、
         オオイタチシダ・ヤマイタチシダ・ヒメイタチシダ。

【A葉身は卵状長楕円形、鋭尖頭、2回羽状浅裂〜全裂
16.1.10 撮影
                                 
【B 葉柄はわら色、基部は暗褐色、鱗片がある
16.1.10 撮影

【C羽片は広被針形、上部のものは次第に小さくなる
16.1.10 撮影

【D小羽片は三角状被針形、基部が広いくさび形で無柄、鈍頭、羽状に浅〜全裂し
16.1.10 撮影

【E裂片は全縁で、わずかに裏面に巻く
16.1.10 撮影
【F羽軸には基部が膨れて袋状になった鱗片があり
16.1.10 撮影

【Fを拡大しました − 小羽軸の裏面にも袋状の小さな鱗片がある
16.1.10 撮影

 2008年1月12日に書いたきりだったヤマイタチシダを、勉強のために更新しました。


※ 事情があって、シダの一覧は公開していません。

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