2016年 1月14日  コタネツケバナ


何年も探してきたコタネツケバナを、やっと、見つけることが出来ました。


【@人家近くの小さな溝の中、水深1〜2cmほどです − 膝をつき、覗き込んで撮りました】
16.1.14 撮影
(日差しが強かったので、道の影で下が暗くなっています)


         コタネツケバナ Cardamine parviflora〈小種浸花/別名ヒメタネツケバナ〉
                               (アブラナ科 タネツケバナ属) 花期は 1月〜。
        越年草。ヨーロッパ原産。
        全草ほぼ無毛。
        茎は基部からよく分岐して、直立あるいは傾伏し、高さ5-20cm。
        葉は羽状に全裂、側裂片は3〜5対、
        裂片は全縁または1〜2個の歯牙があり、無毛または縁毛がある。
        花期は早春。花は総状花序につき、白色で小型。
        萼片は斜上し、長さ約1mm。
        花弁は長さ約2mm。
        長角果は線形、斜上する果柄について直立し、長さ10-15mm、幅0.8mm。
        種子は四角状広楕円形、長さ0.7-0.8mm、全周に白色の狭翼がある。

【@を拡大しました − この高さは8cmほど − 葉は羽状に全裂、側裂片は3〜5対
16.1.14 撮影
                                 
【@を拡大しました − 裂片は全縁または1〜2個の歯牙があり、無毛または縁毛がある
16.1.14 撮影

【@を拡大しました − 右の小さな株 − 全草ほぼ無毛
16.1.14 撮影

【@を拡大しました − 長角果は線形、斜上する果柄について直立し、長さ10-15mm
16.1.14 撮影


コタネツケバナは、2016年に最初に見つけた秋吉台での新種です。
帰化植物ですが、「山口県産高等植物目録」には、『稀』とあります。

小型で単体、肉眼では無毛に見えるタネツケバナを撮り帰ってパソコンで見て、
茎の毛でがっかりしてきたことは数え切れないほどで、今年も数回。
それでも諦めずに探し続けた甲斐がありました。 敢闘賞いただけますか?

* * * * * おまけ* * * * *

【A同じ溝の中に点々と生えているオオバタネツケバナです】
16.1.14 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP