ヤマハギ〈山萩〉(マメ科) 花期は7〜9月。
草地や林縁などで普通に見られる高さ1〜2mの落葉低木。小葉は長さ2〜4pの広楕円形または広卵形で、先は円形。表面は中央部だけわずかに毛があり、裏面には伏毛があって白色を帯びる。花序は基部につく葉より長い。花は紅紫色で長さが約1.5p。萼は4深裂し、先は長くとがる。
秋吉台にヤマハギはないと聞いていましたが、花序が長く、花にツクシハギのような白色がないハギを見てきて、記録には私流に仮の名「ヤマハギ」と書いていました。
今日、ヤマハギとツクシハギの違いは「萼」と知り、今年撮った株の萼を見に行きました。
【上の画像を拡大しました】
05.10.19 撮影
「萼は4深裂し、先は長くとがる」
萼は細く、先がとがっています。
【こんな時もありました―上の画像と同じ株です】
05.9.9 撮影
【上の画像を拡大しました】
05.9.9 撮影
萼に注目!とがっていますね。
【葉・葉裏の拡大】
05.9.9 撮影
「母種のエゾヤマハギは葉がやや厚くて先がとがり、裏面の毛が長い」
【おまけ―ツクシハギの萼】
05.9.15撮影 05.10.19 撮影
「ツクシハギの萼は5裂し、先はとがらない」
画像のヤマハギの葉先はとがっていますが、見て回ったら、葉先が丸い株もありました。
ツクシハギ・マルバハギの葉の先も、図鑑どおりではないものも多く見られますので、こだわらないことにしました。
今日見た林縁の遊歩道沿いは、ツクシハギよりヤマハギが多かったのですが、草原をこれから調べてみます。
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