ヤマグワ〈山桑/別名クワ〉(クワ科) 花期は4〜5月。
丘陵から低い山地に多い高さ3〜15mになる落葉低木〜高木。雌雄別株まれに同株。葉は互生。卵状または卵状広楕円形、切れ込みのないものから3〜5深裂するものまである。先端は尾状に長くとがり、基部は切形または浅いハート形。鋸歯はほとんど単鋸歯でやや粗く、先はとがる。雄花序も雌花序も新枝の葉腋に1個ずつつく。果実は集合果。長さ1〜1.5pの楕円形。6〜7月、赤色から次第に黒紫色に成熟し、食べられる。
昨日、久しぶりの友人からのメールで「先日長登りから台に登ったとき、桑の実がたわわに実っていました。まだ、写真は無いのですね」と。
そうでした。毎日あちこちで飽きるほど試食している私なのに・・・。
【こんな時もありました―雄花】
05.4.29 撮影
「雄花序は長さ1.5〜2pの円筒形」
何年か前、友人にクワの実がたくさんなっている所に連れて行ってもらったことがあります。
4月26日、ほかの花を訪ねる途中で見覚えのある木を見つけました。 ここだったのですね。
その日撮りながら、「でも、雄花だよねー」。
【こんな時もありました―雌花】
05.4.30 撮影
すぐ隣り合って、雌花が咲いている木がありました。
【上の画像を拡大しました】
「雌花序は長さ4〜6o。花柱は長さ2〜2.5oと長く、その先に線形の柱頭が2個ある」
もう、クワの実の形をしています。
ビワ(バラ科)
ビワ〈枇杷〉 花期は10〜1月。 中国から渡来したといわれているが、大分県本匠村、山口県秋芳町、福井県大飯町などで野生が確認されている。石灰岩地に自生し、暖地で果樹として栽培されている高さ10mになる常緑高木。葉は枝先に集まって互生し、倒披針形〜狭倒卵形で厚く、斜めにきれいに並んだ側脈が目立つ。裏面は褐色の綿毛におおわれている。枝先に白い花が多数集まってつく。花は直径1pほど。
これが石灰岩地に自生しているビワの果実。直径2.5pほどの球形。
初めて試食してみました。
晴天が続いたためか、とても甘くておいしいのですが、皮と種の間に果肉はちょっぴりでした。
【おいしいおまけ―ナツグミ?】
05.6.20 撮影
茂みでたくさんなっていましたが、ナツグミなら花が1種増えます。 花は4月!
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