10月12日  ヤクシソウ・ハナヤクシソウ(キク科)

   ヤクシソウ   05.10.12 撮影
   
 ヤクシソウ〈薬師草〉(キク科) 花期は8〜11月。
 山野の日当たりのよいところに生える高さ30〜120p2年草。茎葉は互生し、長楕円形または倒卵形で、ふちには浅い鋸歯があり、基部は後方に大きく張り出して茎を抱く。枝先や上部の葉腋に直径1.5pほどの黄色の頭花を数個ずつつける。


 ヤクシソウは、林のふちの日当たりのよい遊歩道沿いで今花盛りです。
                      
 
                    【上の画像を拡大しました】                    
                        05.10.12 撮影
                                 
【ハナヤクシソウ】
05.10.12 撮影
 
 ハナヤクシソウ〈花薬師草〉(キク科) 花期は9〜11月。
 ヤクシソウのうち、多年草で葉が羽状に深く裂ける品種をハナヤクシソウという。


 ハナヤクシソウは、よく枝分かれして、咲き始めから大株のことが多く、ヤクシソウより遅く開花しますが、同じ場所で毎年見られるということはなく、昨年撮った林道べりでは1本も見つけられません。
 きょうのハナヤクシソウは、家族旅行村の園地で初めて今年見つけたものです。

 同じ場所で生え続けていないということから、花が終わった一部のヤクシソウの根が残り、3年目に切れ込んだ葉が出て花が咲き、それで終わるのではないかと思うのです。
 それと、「ヤクシソウのうち、多年草で葉が羽状に深く裂ける品種」がハナヤクシソウで、大株なのに葉が深裂しないヤクシソウも見られるので、「ヤクシソウは2年草または多年草」が正しいと思います。
 どう思われます?