ヤクシソウ Crepidiastrum denticulatum〈薬師草〉
(キク科 アゼトウナ属) 花期は8〜11月。
薬師堂のそばで最初に見つけられたからとか、
根生葉が薬師如来の光背ににているからとか、また薬用にされたからとか、
諸説あるが、よくわからない。、
山野の日当たりのよいところに生える2年草。
全体に無毛で、よく分枝して高さ0.3-1.2mになる。
茎は紅紫色をおびるものが多い。
根生葉は長い柄のあるさじ形でかたまってつき、花時には枯れてない。
茎葉は互生し、長さ5-10cm、幅2-5cmの長楕円形または倒卵形で、
ふちには浅い鋸歯があり、基部は後方に大きく張り出して茎を抱く。
裏面はやや白っぽい。
枝先や上部の葉腋に直径1.5cmほどの黄色の頭花を数個ずつつける。
総苞は黒っぽい緑色で長さ7-9mmの円筒形。
花のあと下部はふくれてかたくなる。
痩果は黒褐色で長さ2.5-3.5mm。冠毛は純白色。
葉が羽状に深裂するものをハナヤクシソウf.pinnatipartium という。
花期:8〜11月 ぶんぷ:北、本、四、九
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました −全体に無毛で、よく分枝して高さ0.3-1.2mになる】
21.11.16 撮影
【@を拡大しました −茎葉は互生し、長楕円形または倒卵形で、ふちには浅い鋸歯があり、】
21.11. 撮影
「基部は後方に大きく張り出して茎を抱く」
【A枝先や上部の葉腋に直径1.5cmほどの黄色の頭花を数個ずつつける】
21.11.16 撮影
【B総苞は黒っぽい緑色で長さ7-9mmの円筒形】
21.11.16 撮影
【Bを拡大しました −直径1.5cmほどの黄色の頭花を数個ずつつける】
21.11.16 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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