ヤドリギ Viscum album var.coloratum〈宿木/別名ホヤ・トビヅタ〉
(ビャクダン科 ヤドリギ属) 花期は2〜4月。
茎は緑色で、無毛。
2叉分枝を繰り返して広がり、高さ30-80cmになる常緑低木。雌雄異株。
ケヤキ、エノキ、ミズナラ、ブナ、サクラ、シナノキ、ケヤキ、ミズナラなど
種々の落葉広葉樹に寄生する。
葉は柄がなく、倒披針形で長さ2-8cm、幅5-10mm、全縁、
先は円く、下部は次第に狭くなり、両面無毛、ふつう3本の太い脈がある。
2〜3月、枝の上部にほとんど無柄の花序をつくり、
1〜3個の花をつける。
雄花は2個の苞に包まれて4個の厚い花被片があり、長さ約4mm、
花被片の内側に葯が合着する。
雌花は2個の苞に包まれ、広楕円形で長さ約3mm、先は4裂する。
花柱はごく短い。
果実は径約8mm、液質の半透明の果皮に包まれて淡黄色または橙赤色に熟す。
北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島・中国・ウスリーに分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物 4」 −
【@を拡大しました − 葉は柄がなく、倒披針形で長さ2-8cm、幅5-10mm、全縁】
22.3 16 撮影
【@を拡大しました −雌花は2個の苞に包まれ、広楕円形で長さ約3mm】
22.3.16 撮影
【@を拡大しました −雌花は2個の苞に包まれ、広楕円形で長さ約3mm、先は4裂する】
22.3. 6 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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