2022年 3月17日  ヒメスミレ



【@駐車場わき、コンクリートの割れ目に咲いていました】
22.3.17 撮影

           ヒメスミレ Viola inconspicua ssp.nagasakiensis〈姫菫〉(スミレ科 スミレ属) 
                                             花期は11月〜4月。
         人家近くによく生え、花も濃紫色でスミレに似ているが、
         全体にやや小さく、葉の形が違うので区別できる。
         根は白い。
         葉は花期には長さ2-4cmのほこ形で、左右に張り出した部分の鋸歯が目立つ。
         葉柄には翼はない。
         夏の葉は長三角形で、名前と不つりあいなほど大きくなる。
         花はスミレよりやや小さい。
         花期:3〜5月 分布:本・四・九
          − 増補改訂新版「野に咲く花」 −
         
         
花はスミレより小型で、径1-1.5cm、濃紫色まれに淡紫色、花柄は長さ4-10cm。
         花弁は長さ8-10mm、側弁の基部は有毛。
         花柱は虫頭形(カマキリの頭形)、上部が少し左右に張り出し、
         柱頭はわずかに突き出る。
         距は細く長さ3-4mm。
         花色が淡い紫色のものをウスイロヒメスミレf.albescens(Taken.)という。

          − 改訂新版「日本の野生植物 3」 −

【@を拡大しました − 葉は花期には長さ2-4cmのほこ形で、左右に張り出した部分の鋸歯が目立つ
22.3 17撮影
                                 
【@を拡大しました − 花はスミレより小型で、径1-1.5cm、濃紫色まれに淡紫色
22.3.17 撮影

【A花弁は長さ8-10mm、側弁の基部は有毛
22.3. 17 撮影

【B距は細く長さ3-4mm
22.3. 17 撮影

 ヒメスミレは道路わきや駐車場わきのアスファルトやコンクリートの割れ目でよく見かけます。
 広々とした草地の中で、ほかの植物と混生しているのを見たことがありませんが、
 乾いた痩せ地がお好みなのでしょうか。
 それとも、アキヨシミミナグサのように、ほかの植物と競争できない弱い植物だからでしょうか。


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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