２０１７年 １１月２９日 　ヤブツルアズキ

【①今年はつる植物の勢いが凄まじかったですが、ヤブツルアズキも！】
17．11．6　撮影

ヤブツルアズキVigna angularis V.nipponensis〈薮蔓小豆〉 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マメ科　アズキ属）　花期は８～１０月。 　　　　　　　　　　草地に生えるつる性の１年草。 　　　　　　　　　　茎は長さ3m以上にも達し、黄褐色の開出する長毛が目立つ。 　　　　　　　　　　葉は３小葉で、両面に黄褐色の長毛があり、小葉は狭卵形～卵形、 　　　　　　　　　　多くはやや３裂し、先端は急に鋭くとがる。 　　　　　　　　　　頂小葉は側小葉よりも大きく、長さ3-10cm、幅2-8cm。 　　　　　　　　　　花期は８～１０月。偽総状花序は腋生し、２～１０花をつける。 　　　　　　　　　　花冠は黃色、長さ幅ともに15-18mm、翼弁は左右不同で、 　　　　　　　　　　右側のものは1/2-3/4廻転する竜骨弁を抱き、 　　　　　　　　　　左側のは左側に突き出た竜骨弁の距に内側から押し広げられて平開する。 　　　　　　　　　　花柱の先端は嘴状に伸長する。 　　　　　　　　　　豆果は線形、無毛、長さ4-9cm、幅約4mmで６～１４種子を入れ、 　　　　　　　　　　ふつう黒緑褐色に熟して裂開する。 　　　　　　　　　　種子は楕円形、長さ3-5.5mm、幅2-4mm、厚さ2-3.5mm、 　　　　　　　　　　ふつう緑褐色～暗紫褐色、へそは線形で、 　　　　　　　　　　仮種皮は厚くならず、へそはほぼ平坦。 　　　　　　　　　　 － 改訂新版「日本の野生植物 ２」 － 【①を拡大しました － 豆果は線形、無毛、長さ4-9cm、６～１４種子を入れ】 17．11．6　撮影 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 【②ふつう黒緑褐色に熟して裂開する】 17．11．12　撮影 【③ササゲの種子と大きさを比較 － 種子は楕円形、ふつう緑褐色～暗紫褐色、へそは線形】 17．11．27　撮影 * * * * * こんな時もありました* * * * * 【④こんな姿があちこちで見られました】 17．9．20　撮影 【④を拡大しました － 偽総状花序は腋生し、２～１０花をつける】 17．9．20　撮影 【⑤花冠は黃色】 16．9．21　撮影 【⑤長さ幅ともに15-18mm、翼弁は左右不同】 16．9．21　撮影 　「アズキは、学名上はヤブツルアズキの規準変種に当たるが、 　系統的には野生のヤブツルアズキから東アジアで栽培化されたものと考えられている」 　　ヤブツルアズキとアズキを比較してみたかったのですが、 　　家には、アズキより少し大きめのササゲしか置いていなかったので、ササゲと比較しました。 ※　2013年１０月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※　日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。