ヤブツバキ Camellia japonica〈薮椿/別名ツバキ・ヤマツバキ〉
(ツバキ科 ツバキ属) 花期は11〜4月。
海岸や沿岸の山地に多い高さ5-6mになる常緑高木。 葉は互生。 葉身は長さ5-10cmの長楕円形〜卵状楕円形で、 先端は鋭くとがり、ふちには細かい鋸歯がある。 質は皮質で両面無毛。表面は濃緑色で光沢がある。 枝先の葉腋に赤色の花をつける。 花は直径5-7cmで、花弁は平開しない。 花弁は5個、長さ3-5cmで質は厚く、先端はへこむ。 雄しべは多数、花糸は白色で下半部は合着して筒状となり、基部は花弁と合着する。 子房は無毛で光沢があり、花柱の先は3裂する。 花筒の底には大量の密がある。
【@を拡大しました】
18.1.4 撮影
【A霜に遭うと花びらの先が黒くなってしまいます】
18.1.4 撮影
* * * * * おまけ* * * * *
【B今日の秋吉台 − 秋吉台科学博物館前から若竹山・剣山方向を】
18.1.4 撮影
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完全に枯れ色、わら色で、歩きながら足元に「もしかして何か…」との期待は全然なく、
山焼きを待つだけの草原。これが今の秋吉台です。
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「昨秋から引き続き咲いている花」の確認は1月1日から始めました。
今冬は寒さが厳しく、近年のようには咲いていないだろうと予測していましたが、
今日のヤブツバキが36種目で、あと咲き続けているだろうと思いつつ行けないクロキ奇形花を入れても37種。
昨年は合計72種でしたから半分です。
咲いている花が少ないので寂しいかと言えばその反対で、ホッとしています。
年を越しても蕾をつけたセイタカアワダチソウが元気に咲いていたり、ヘビイチゴ・コウゾリナが咲き続け、
年末にキツネアザミ・ビロードイチゴ・ヒメウズが開花するという、それまでの季節感が打ち消された感じから、
本来の姿に少し戻ったと感じています。
とは言え、20年前には「早春に咲き始める花」だったヤマアイやオドリコソウは、とっくに開花して、
しかも「寒さに耐えている」感じは全くないのです。
暖冬という大きな流れが今年は少し小さくなっただけ。そんな感じでしょうか。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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