ヤブサンザシ〈薮山櫨子/別名キヒヨドリジョウゴ〉(ユキノシタ科 スグリ属) 花期は3〜5月。
薮に生え果実がバラ科のサンザシに似ているのでこの名がる。
山野にまれに生育し、株立ちで高さ1mになる落葉低木。雌雄別株。
葉は互生。葉身は長さ2〜6cm、幅2.5〜6cmの広卵形で、掌状に浅く3〜5裂する。
基部は切り方または浅いハート形。裂片のふちには欠刻状の鈍い鋸歯がある。
質は草質で薄く、両面とも短い軟毛がある。
前年枝に葉腋に黄緑色の小さな花が1〜数個束生する。
花弁はへら形で、ごく小さく、直立する。萼片は長さ約2.5mmで反り返る。
果実は液果。直径7〜8mmの球形で、10〜11月に赤く熟す。
【個体数は少なく、見る機会のあまりない樹木】
10.3.12 撮影
ですが、秋吉台では日当たりのよい林縁や草原の石灰岩そばで、多く見られます。
【上の画像を拡大しました − 雄花と思います】
10.3.12 撮影
「花弁は小さく目立たない。反り返った萼片が花弁のように見える」
「萼片は長さ約2.5mm」 − 萼片の間に短く立っているのが花弁でしょうか?
とすると、花弁の長さは0.5mmくらい?
【葉を − 古い画像ですが(これも雄花に見えます)】
08.4.6 撮影
「葉身は広卵形で、掌状に浅く3〜5裂する。
裂片のふちには欠刻状の鈍い鋸歯がある。
質は草質で薄く、両面とも短い軟毛がある」
* * * * * * おまけの花 * * * * * *
【マルバコンロンソウが昨年より4日遅く開花しました】
10.3.12 撮影
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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