7月10日 ヤブコウジ・エビヅル |
ヤブコウジ〈薮柑子〉(ヤブコウジ科 ヤブコウジ属) 花期は7〜8月。 山地の林内に生える高さ10〜20cmになる常緑小低木。 葉は互生。茎の上部に3〜4個が輪生状につく。 葉身は長さ4〜13cmの長楕円形で、先端はとがり、基部はくさび形、 ふちには細かい鋸歯がある。 前年枝の葉腋に直径5〜8mmの白い花を下向きに数個ずつつける。 果実は核果。直径4〜6mmの球形で、10〜11月に赤く熟す。 【日照はありましたが、木陰で】 【上の画像を拡大しました】 * * * * * エビヅル〈海老蔓/別名エビカズラ〉(ブドウ科 ブドウ属) 花期は6月〜8月。 若い葉の裏面に白色〜淡紅褐色の毛が密生したところをエビの色に見立てた。 山野に普通に見られる落葉性のつる植物。雌雄異株。 巻きひげは葉と対生し、2節ついて次の1節は休む。 葉は長さ5〜15cm、3〜5裂する。 雄花雌花とも黄緑色で、5個の花弁は開花するとすぐに落ちるので、 雄花では黄色の葯が目立つ。 果実は直径5〜6mmの球形で、秋に黒く熟し食べられる。 葉の切れ込みの深いものをキクバエビヅルといい、西日本に多い。 【梅雨明けした強い日差しの下で】 【上の画像を拡大しました】 【上の画像を拡大しました】 * * * * * おまけ − 今日、開花確認の画像から)* * * * * 【アキノタムラソウ − 撮ったままの無修正をトリミングしました】 【キツネノマゴ − 日陰だったので青色が強い(無修正)】 【ギンバイソウ − 20m以上離れた場所(水が多くて近寄れない)】 レンズは「1Ds」に付けていた「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」(手ぶれ防止機能つき) さすがです。 RAW画像をJPEG保存して100%拡大したら、開花が確認できました。 今日、5Dを使っていて思い出しました。 5Dは、日照が無い時は青色が強くなるため、緑色が実際とはかけ離れた色合いになってしまうのです。昨日のムカゴソウは、曇りの夕方5時ごろだったので、あんな画像だったのですね。 今日のエビヅル・アキノタムラソウ・ギンバイソウは撮ったままの色ですが、日陰のヤブコウジは黄色を強め、キツネノマゴは無修正の色で出しました。 (1Dでは、日照の有無での色合いの違いをほとんど感じていませんでした。) きょうは、私のカメラの勉強にお付き合いさせてしまいましたね。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |