ヤブイバラ Rosa onoei Makino var.onoei(バラ科 バラ属) 花期は5〜6月。
落葉低木で、茎は上昇する。
枝には鉤形のとげがある。
托葉は腺鋸歯縁。
5〜7小葉からなり、小葉は小さく、薄く、
表面黄緑色、裏面の主脈と羽軸にふつう伏毛がある。
頂小葉は側小葉より大きく、卵状披針形ないし披針形で、長さ1.5-3cm、
先は次第にとがり、縁には鋭鋸歯がある。
花は5〜6月に咲き、小さく、径約1.5cm、白色。
小さく細めの花序に少数の花がつく。
花序の軸、花柄、花床筒と萼片にはふつう伏毛がある。
花柄は長さ5-10mmで、横に開き、花床筒は卵状紡錘形、
萼片は卵状披針形。
花弁は倒卵形。
花柱は柱状で綿毛がある。
果実は小さく、ほぼ球形、長さ5-6mm、秋に赤くなる。
本州(関東西部以西)・四国(徳島県・愛媛県・高知県)・
九州(長崎県?・大分県・宮崎県・熊本県・鹿児島県)の
主として中央構造線以南(西南日本外帯)に分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物 3」 −
【A茎は高く上がり、葉と花は小さいのです】
21.5.4 撮影
【B枝には鉤形のとげがある】
21.5.4 撮影
【C5〜7小葉からなり、小葉は小さく、薄く、表面黄緑色】
21.5.4 撮影
「頂小葉は側小葉より大きく、先は次第にとがり、縁には鋭鋸歯がある」
【Cを拡大しました − 托葉は腺鋸歯縁】
21.5.4 撮影
【D托葉は腺鋸歯縁】
21.5.4 撮影
【E托葉は腺鋸歯縁】
21.5.4 撮影
【F花は小さく、径約1.5cm、白色。小さく細めの花序に少数の花がつく】
21.5.4 撮影
【Fを拡大しました − 花柄は長さ5-10mmで、横に開き、花床筒は卵状紡錘形、花弁は倒卵形】
21.5.4 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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