5月17日  ヤブデマリ(スイカズラ科)

  05.5.9 撮影
   
 ヤブデマリ〈薮手毬〉 花期は5〜6月。
 山地の谷筋など湿った林内に多い落葉低木〜小高木。枝を水平に伸ばし、高さ6mほどになる。葉は対生。葉の側脈は裏面に突出し、葉の縁近くまでほぼまっすぐに伸びる。枝先に直径5〜10pの散房花序をだし、花序の中心には小さな両性花が多数つき、その周りを直径2〜4pの白い装飾花がとり囲む。


 何年も撮り続けてきたヤブデマリ。
 秋吉台で8株見ていましたが、今年、湿地にあるのを2株見つけました。

                  【ずっと、何気なく撮ってきました】                    
                        04.4.29 撮影
 
            「装飾花は深く5裂して平開する。裂片は1個だけが特に小さい」

 
「本州の静岡県以西、四国、九州に分布するコヤブデマリは、葉が2〜5pと小さく、初めはまばらに星状毛が生えるが、のちに無毛になる。ヤブデマリと分布が重なる地域では両者の中間型が見られる」
               【湿地で最初に目に入ったヤブデマリ(A)】 
05.5.15 撮影

全体の様子が違って見えたので、湿地に下りて見ました。
「葉は全体に大きく、長さが10pほどあり、基部はくさび形」
どちらかというとヤブデマリ。

 【すぐ近くでつぼみのヤブデマリ(B)】
05.5.17 撮影

「葉は全体に小さく、長さ5pほどで、基部は丸形」
今まで見てきた株を全て見直したら、
以前から見てきた湿地の向こう斜面の1株(C)を除いて、この型でした。
どちらかというとコヤブデマリ。


                 
 『秋吉台のヤブデマリはヤブデマリとコヤブデマリの中間型で、
 湿地の2株(A、C)はヤブデマリに近く、
 台上や周辺部でずっと見てきた7株と、まだつぼみの湿地の1株(B)はコヤブデマリに近い』
以上、自分なりにまとめました。