ウスギムヨウランLecanorchis kiusiana〈薄黄無葉蘭〉(ラン科 ムヨウラン属)
花期は6月。 暖温帯の林床に生育する腐生ラン。 ムヨウランに比べ、花が小さく、あまり開かず、唇弁の縁に毛があることが区別点。 花期はムヨウランより少し早い。
茎は高さ約20cm、先端に5個前後の花をつける。
花は淡褐色で長さ約1.2cm。 唇弁は倒卵形で、蕊柱の基部と癒合し、先端近くは浅く3裂する。 唇弁のふちには短毛、上部には長毛が密生する。
【@を拡大しました】
15.6.2 撮影
【@を拡大しました】
15.6.2 撮影
【A昨年は2株確認しましたが、どちらも大変小さかったのです】
14.6.7 撮影
【Aを拡大しました − 今年はこれより少し大きくて、3株出ましたが…】
14.6.7 撮影
ウスギムヨウランを初めて見つけた2006年には30株以上確認しましたが、乾燥のためでしょうか、随分減ってきて、2012年には確認できませんでした。
こんな所に大勢が入ると地面が固まり、出なくなってしまいますから、やっぱり他の人には教えてあげない方が良いと思っています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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