4月10日 ウスベニカノコソウ 


【昨日開花しましたが、同定に時間がかかりました】
   09.4. 9撮影
   
    ウスベニカノコソウ〈薄紅鹿の子草〉(オミナエシ科 ベニカノコソウ属) 花期は4〜5月。
   スペイン原産、昭和初期に渡来した。
   高さ20〜40cmの1年草。全体無毛。茎は筒状で下部からよく分枝する。
   葉は対生、長さ4〜7cmの広卵形。
   花は小さく直径1.3cm、細い筒部があり、大形の円錐状散房花序に密につく。
   花色は濃い藤色、白、サーモンピンクなど、まれに白と桃色の絞りなどもある。

                                         
【住宅そばの溝の中で見つけたのは2月半ばでした】
 09.3.14 撮影
厚めでつやがあり鋸歯縁の葉をたくさんつけた株が3本。
「見たことがない葉」で、3月半ばから撮影を始めました。

 
  
【3月22日、花芽を確認】  
09.3.22 撮影

【3月30日、花序に赤い色がつきました】
09.3.30 撮影
この頃には草丈も伸びて、30cmほどに。


【「帰化植物のようだから、この状態から開かないままかも」と、期待しませんでした】
09.3.30 撮影

【開きそう・・・、どんな花なんだろう】
09.4.7 撮影

毎日、秋吉台から引き揚げる前に必ず様子を見に来ました。

【4月9日、開花しました】
09.4.9 撮影
「花は小さく直径1.3cm、細い筒部があり、大形の円錐状散房花序に密につく」

「科」を見当つけて図鑑をめくりましたが、載っていたのは最後に見た牧野図鑑だけでした。

【上の画像を拡大しました】
09.4.9 撮影

この溝の中には、カラスノエンドウ・トゲミノキツネノボタン・ホトケノザ・カタバミなどが咲き、
つぼみがふくらんだナガミヒナゲシも生えていて、すぐ近くではオオアワダチソウも咲きます。
そばの家の何代か前の住人が、庭に好んで植えられた外来品の名残でしょうか。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。