ウリハダカエデ Acer rufinerve〈瓜膚楓〉(カエデ科 カエデ属) 花期は4〜5月。
若木の樹皮がマクワウリの果皮に似ていることによる名。
山地に生える高さ8-10mになる落葉高木。雌雄別株、まれに同株。
若木の樹皮は暗緑色に黒い縦縞が入り、菱形状の皮目が点在する。
葉は対生。葉身は長さ10-15cmの扇状5角形で浅く3〜5裂する。
裂片の先は鋭くとがり、ふちには重鋸歯がある。
淡緑色〜淡黄色の花を10〜15個総状花序につける。
花序は長さ5-10cm。花は直径8-10mm。
雄花は雌花より大きい。雄花の雄しべは8個。
雌花の子房には赤褐色の縮毛があり、花柱はくるっとまるまる。
果実は翼果。
翼はほぼ直角に開き、種子の部分が丸くふくらむ。7〜10月に熟す。
【@を拡大しました − 花序と一緒に昨年の果実が写っていました】
15.4.25 撮影
【A若木の樹皮は暗緑色に黒い縦縞が入り、菱形状の皮目が点在する】
15.4.25 撮影
【Aを拡大しました − 暗緑色に黒い縦縞が入り、菱形状の皮目が点在する】
15.4.25 撮影
【B雌花序を】
15.4.25 撮影
【Bを拡大しました】
15.4.25 撮影
【C − Bの右側の花序を】
15.4.25 撮影
【Cを拡大しました − 花柱はくるっとまるまる】
15.4.25 撮影
【D同一株の右に出た枝を】
15.4.25 撮影
【Dを拡大しました − 古い翼果がついているのを確認できますが…】
15.4.25 撮影
【Dを拡大しました − すぐ下の枝には雄花序】
15.4.25 撮影
「雌雄別株、まれに同株」
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私が秋吉台で見てきたウリハダカエデはすべて『雌雄同株』ですが、本当に『稀』なのでしょうか?
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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