2016年 11月10日  ウラジロノキ


10月26日の観察会で、長者ヶ森に落ちていた赤い実を参加者の小林さんが見つけられ、
「ウラジロノキです」と。 長者ヶ森にウラジロノキがあったなんて!

【@風がない日に撮りに来ました】
16.10.30 撮影

         ウラジロノキ Aria japonica 〈裏白の木〉(バラ科 アズキナシ属) 花期は5月。
       葉裏が白いのでこの名がある。
       海岸近くの山から深山に生える高さ10-15mになる落葉高木。
       葉は互生。
       葉身は長さ6-13cmの卵円形または広倒卵形。
       ふちには欠刻状の鋸歯があり、8-11対の側脈が目立つ。
       短枝の先や葉腋から複散房花序を出し、
       直径1-1.5cmの白い花を多数つける。
       果実はナシ状果。長さ約1cmの楕円形で、10〜11月に赤く熟す。

【@を拡大しました − 枝もウラジロノキのそれです】
16.10.30 撮影
                                 
【A − @の右下に写っている果実を】
16.10.30 撮影

【B落ちていた果実を指で割ろうとしましたがかたくて、確かにナシ状果でした】
16.10.30 撮影

【C遠い林道の一番奥、毎年開花確認してきたウラジロノキへ】
16.11.10 撮影

【Cを拡大しました − ここではまだ葉が落ちずについていました】
16.11.10 撮影

【Cを拡大しました − 果実が確認できたのは、この株全体で5ヶ所ほど】
16.11.10 撮影

【D − Cとは別の枝を】
16.11.10 撮影

【Dを拡大しました】
16.11.10 撮影

* * * * * こんな時もありました* * * * *

【E今年の開花確認は5月2日でした】
16.5.2 撮影

【Eを拡大しました − 短枝の先や葉腋から複散房花序を出し、直径1-1.5cmの白い花を多数つける
16.5.2 撮影

【F5月5日に再度撮影に来ましたが…】
16.5. 5 撮影

【Eを拡大しました − 風があるし葉があるし、ウラジロノキの花は咲き進むのが速くて…】
16.5.5 撮影

【F2年前に望遠レンズで撮影の花序を】
14.5. 5撮影

来年は、こんな遠くまで開花確認に来なくて良いのです。
小林さん、ありがとうございました。

* * * * * おまけ* * * * *

【Gハヤトウリの今を見に来ました − 実は収穫されたようですが、まだ花が咲いています】
16.11.10 撮影

【H道ばたに1つ、這っていました】
16.11.10 撮影

【Hを拡大しました − ほら、まだ花盛り!】
16.11.10 撮影

 いつも、車は広いところに止めて、キョロキョロしながらトコトコと歩き回る私を、
 庭先から見ていた農家の奥さんが、
 「こんにちはー。ハヤトウリを持って帰りませんか?ちょっと待っててー」と、
 ハヤトウリが入ったレジ袋と、美東ゴボウの大きな束、平たい形の大きな「すり芋」を3つも
 持ってきてくれました。
 高級品の美東ゴボウなどをどっさり頂いたことは、もちろん嬉しかったのですが、
 たびたび通っている私の姿を邪魔者と思われていなかったことが、それ以上に嬉しかったです。



※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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