2014年 4月10日  ウラジロイカリソウ



乾燥が強く、夏の気温が高い状態が続いているからか、初めて目にした8年前より、随分株数が減ってきました。

【@】
14.4.10 撮影

    ウラジロイカリソウ Epimedium sempervirens var.hypolaucum 〈裏白碇草〉
                                     (メギ科 イカリソウ属) 花期は4月。
   トキワイカリソウの葉の裏面に微伏毛が多くあるもので、分布はトキワイカリソウと同様である。

    トキワイカリソウ〈常磐碇草〉 山地の木陰に生える多年草。
   根出葉が冬にも枯れないで翌年まで残り、2回3出で小葉は大きく長さ6-12cm、
   卵状披針形、先は長鋭尖となり、基部はゆがんだ矢じり形か心形、ふちに刺毛がある。
   花は総状花序または複総状花序につき、紅紫色。
   花弁は長い距があり、長さ16-22mm。
   分布:中国地方・近畿地方の中部と北部・中部地方の北部



【@を拡大しました】
14.4.10 撮影
                                 
【A】
14.4.10 撮影

ここは、人が滅多に入らない所ですが、昨年、私以外に来た人はいなかったのではないでしょうか。
藪がひどく、途中で少し右に向きを変えなければいけないのに、そのまま直進したようで、見慣れた
風景にたどり着かず、スタート地点まで引き返して、再挑戦した結果、やっと来ることができました。

斜面の足元は崩れるし、朽ちたまま立っている木が多くて、滑っても頼ることはできません。
もっと大きな株があったのに、怖くて近寄れないので、近くの同じ場所で撮れたこの2株を。
撮りながら「今年が最後か」と…。 日記を書いていても、ついつい涙がこぼれてしまいます。

* * * * * おまけ * * * * *

【Bヒトリシズカ − ウラジロイカリソウの場所で】
14.4.10 撮影

【Cホウチャクソウ − きょう開花確認しました】
14.4.10 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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