ウメバチソウ Pamassia palustris〈梅鉢草〉(ニシキギ科 ウメバチソウ属)
花期は10〜12月。
丸い花弁が5個ある花を梅鉢の紋に見立てたことによる。
山野の日当たりのよい湿地に生える、花茎の高さ10-40cmの多年草。
根生葉は数個が束生し、長い柄がある。
葉身は広卵形で、基部は心形。茎葉は無柄で茎を抱く。
茎頂に直径2-2.5cmの白い花1個を上向きに開く。
花は花弁5、雄しべ5、雌しべ1からなり、雄しべと交互に仮雄しべがある。
花粉を出さない仮雄しべ5個は、先が糸状に10-22裂し、
先端に球状の黄色い腺体がつく。
雌しべの柱頭は4裂する。
【A − @の左の花 − 開花したばかり。雌しべの上に葯が乗った雄しべが翌日開きます】
17.11.3 撮影
「花粉を出さない仮雄しべ5個は、先が糸状に10-22裂し、
先端に球状の黄色い腺体がつく」
【B − @の中央の花 − この翌日に開花で、雄しべが開き始めるのはその翌日】
17.11.3 撮影
【C今年はウメバチソウ受難の年でした】
17.11.16 撮影
【D大きなイベントが2つ行われ、遊歩道が何倍もの広さに草が刈られ…】
17.11.16 撮影
【Eウメバチソウの蕾の多くが見られなくなりました】
17.11.16 撮影
何度か、「今日はウメバチソウを撮る日」と決めて歩いたのですが、
足元よりも遠くの風景に、気持ちとカメラが向いてしまいました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|