ウメバチソウ Pamassia palustris〈梅鉢草〉(ニシキギ科 ウメバチソウ属)
花期は10〜12月。
丸い花弁が5個ある花を梅鉢の紋に見立てたことによる。
山野の日当たりのよい湿地に生える、花茎の高さ10-40cmの多年草。
根生葉は数個が束生し、長い柄がある。
葉身は広卵形で、基部は心形。茎葉は無柄で茎を抱く。
茎頂に直径2-2.5cmの白い花1個を上向きに開く。
花は花弁5、雄しべ5、雌しべ1からなり、雄しべと交互に仮雄しべがある。
花粉を出さない仮雄しべ5個は、先が糸状に10-22裂し、
先端に球状の黄色い腺体がつく。
雌しべの柱頭は4裂する。
【A『湿った草原の晩秋を飾る花』 − 今は様々な花の姿が見られます】
14.11.14 撮影
【B − Aの左の花 − 葯が全部落ちています】
14.11.14 撮影
【C − Aの中央の花 − 雄しべが全部開いていないので、開花途中ですね】
14.11.14 撮影
【D − Aの右の花 − 葯が1つだけ残っています】
14.11.14 撮影
【E − Aの右下の花 − 花弁・葯とも全部落ちて、若い果実に】
14.11.14 撮影
「花粉を出さない仮雄しべ5個は、先が糸状に10-22裂し、先端に球状の黄色い腺体がつく」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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