ウメ Prunus mume〈梅〉(バラ科 スモモ属) 花期は1〜3月。
栽培される落葉小高木で、幹は高さ5-10m、径60cmになる。
樹皮は暗灰色で不ぞろいな割れ目ができ、しばしば地衣類
(ウメノキゴケ類など)が着生する。
若い枝はふつう淡い緑色で無毛。
葉は長さ1cmほどの柄があり、葉身は倒卵形または楕円形、
先は長い鋭尖形、基部は広いくさび形または円形で、1対の腺を有し
(腺はときに葉柄の最上部につくこともある)、長さ5-8cm、2重鋸歯があり、
両面に微毛があり、裏面の側脈のわきに褐色の毛がある。
花期は1〜3月。花は前年の枝の葉腋に1〜3個つき、柄はほとんどなく、
2.5cmほどで、葉より先に開き、芳香がある。
花弁は広倒卵形または広卵形で、先は円形、基部は広いくさび形で、
ごく短い爪状の柄があり、紅色または白色。
雄しべは多数で、花弁や花柱より短く、花糸は無毛。
子房は狭卵形で毛を密生し、花柱は無毛で、子房より明らかに長い。
果実は球形または広楕円体形で、径2-3cm内外、
6月に熟して黄緑色となり、表面には細毛を密生する。
中国中部原産で、日本には奈良時代以前に渡来したといわれ、
広く鑑賞用または果樹として栽培される。
果実は塩漬けにして梅干しを作る。
鑑賞用を中心に数百の園芸品種がある。
− 改訂新版「日本の野生植物3」 −
【@を拡大しました】
19.1.14 撮影
【A】
19.1.14 撮影
【Aを拡大しました】
19.1.14 撮影
【B花は前年の枝の葉腋に1〜3個つき、柄はほとんどなく、2.5cmほどで、葉より先に開き】
19.1.14 撮影
【Bを拡大しました −花弁は広倒卵形または広卵形で、先は円形、紅色または白色 】
19.1.14 撮影
【C雄しべは多数で、花弁や花柱より短く、花糸は無毛】
19.1.14 撮影
* * * * * 雌しべが写ってないか、探しました * * * * *
【D子房は狭卵形で毛を密生し、花柱は無毛】
16.2.21 撮影
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ウメの花の雌しべを気にしたことがなかったです。
花が咲かない今、少々、頑張ってみましょうか。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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