12月20日  ウバユリ・ヤブコウジ

   ウバユリ     05.12.20 撮影
   
 ウバユリ〈姥百合〉(ユリ科) 花期は7〜8月。
 花の咲く時期には葉が枯れていることから「歯(葉)がない」の語呂合わせからきた名といわれる。山野の湿った林内に生える高さ0.6〜1mの多年草。葉は茎の中部につき、長い柄があり、卵状楕円形で基部は心形。花は茎頂に数個、総状につく。花は水平に出て長さ10〜15p、花被片は倒披針形で緑白色。
 
 林を歩き始めると、枯れたウバユリがたくさん立っているのが目に入りました。
 ほとんどの果実の中は、空っぽになっていましたが、画像の株にはまだ種が残っています。

                    【上の画像を拡大しました】                    
                       05.12.20 撮影
                                 
1列に30〜40枚種子があるので、その3倍が一つの果実に入っているのですね。
ニンニクを薄くスライスして重ねているように見える種子は、上から順に飛んでいきますが、この果実にはまだ半分くらい残っているのが見えるでしょう?

                     【こんな時もありました】                  
05.8.5 撮影

【上の画像を拡大しました】
05.8.5 撮影

「内面に淡褐色の斑点があり、先はあまり開かない」

【ヤブコウジ】
05.12.20 撮影
 
 ヤブコウジ〈薮柑子〉(ヤブコウジ科) 花期は7〜8月。
 山地の林内に生える高さ10〜20pになる常緑小低木。葉は互生し、長楕円形でふちには細かい鋸歯がある。前年枝の葉腋に直径5〜8oの白い花を下向きに数個ずつつける。果実は核果。直径4〜6oの球形で、10〜11月に赤く熟す。

 

 今、林では足元でヤブコウジの赤い実がたくさん見えます。
 昨日と今日、カメラの感度を上げてたくさん撮ったのですが、削除の山で、使えそうな画像はこの2枚だけでした。                    
05.12.20 撮影

【こんな時もありました】
05.6.28 撮影

花を見ると、寝そべるようにして汗を流しながら撮ったのを思い出します。