ツタバウンラン Cymbalaria muralis〈蔦葉海蘭/別名ウンランカズラ・ツタガラクサ〉
(オオバコ科 ツタバウンラン属) 花期は 6~8月。
敷石や石垣などの隙間を好んで生える多年草。ヨーロッパ原産。
茎は多くの細長い枝に分かれ、横に這って広がり、長さ20-60cm。無毛。
葉は互生、長さ1-5cmの細長い柄があり、
葉身は腎臓形、長さ1-3cm、幅1.5-3cm、
1~3個の尖った大きな歯牙をもち、両面無毛。
1~10月、枝先の葉腋ごとに1花をつける。
花柄は細く、長さ1.5-3cm。
花冠は仮面状の唇形で、長さ約8mm、淡紫色、
花喉には2個の黃色の斑紋がある。
蒴果は球形で、直径約4mm、長い柄は暗い所に向けて伸びる性質があり、
地中にもぐって結実するので、よく石垣や城壁の隙間に生え出す。
【②葉身は腎臓形、1~3個の尖った大きな歯牙をもち、両面無毛】
16.6.9 撮影
【②を拡大しました - 花冠は仮面状の唇形で、長さ約8mm、淡紫色】
16.6.9 撮影
「花喉には2個の黃色の斑紋がある」
これまで、閉店している家のそばで這いながら群生しているのは見てきましたが、
それと同じものとは思いませんでした。
何なのか見当がつかず、検索図鑑で葉からたどって、ツタバウンランと判明しました。
ツタバウンランについた花番号は、『1448』。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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