シロバナマンテマ Silene gallica L.var.gallica(ナデシコ科 マンテマ属)
花期は 〜6月。
海浜の砂地や疎林、埋め立て地、路傍の草地などに生える1年草または越年草。
中部及び南部ヨーロッパ原産。
高さ30-50cm。
茎には粗毛が多く、上部では腺毛が多く混じる。
葉は茎の下部ではへら形で先は円く、上部では広線形で先は次第に尖る。
花期は4〜5月。
花は花序の枝の片側に偏って総状につき、花柄は長さ1-4mm。
萼筒は狭卵形、長さ8-10mm、10脈があり、
脈上に開出する長毛と短腺毛が並び、先に長さ2mmほどの細い5歯がつく。
花冠は直径約8mm、花弁は白色または淡紅色、
弁状部は狭倒卵形、2裂しない。
花柱は3本、刮ハは6裂する。
【A高さは30cm足らず − 花は花序の枝の片側に偏って総状につき】
16.6.11 撮影
【Aを拡大しました − 花冠は直径約8mm、花弁は白色または淡紅色、】
16.6.11 撮影
【B 弁状部は狭倒卵形、2裂しない】
16.6.11 撮影
【C萼筒は狭卵形、長さ8-10mm、10脈があり】
16.6.11 撮影
【Cを拡大しました − 脈上に開出する長毛と短腺毛が並ぶ】
16.6.11 撮影
【D − Cの左端の萼筒 − 脈上に開出する長毛と短腺毛が並ぶ】
16.6.11 撮影
あらかじめ「脈上に開出する長毛と短腺毛」の特徴が分かっていれば
もっと真剣に撮ったのですが、何とか撮れていて良かったです。
これは何マンテマか、友人と二人、それぞれに悪戦苦闘の結果、意見が一致しました。
シロバナマンテマについた花番号は『1450』。
友人のお陰で開花確認記録が正確に近づいた上に、新しく植物を見つけられるので、
私一人では到底かなえられなかった1500種が、夢の数字ではなくなりました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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