2016年 6月11日  シロバナマンテマ



【@小さな1株が半ば這っているのを友人が見つけました − シロネが咲く荒れ地で】
16.6.11 撮影

            シロバナマンテマ Silene gallica L.var.gallica(ナデシコ科 マンテマ属) 
                                              花期は 〜6月。
           海浜の砂地や疎林、埋め立て地、路傍の草地などに生える1年草または越年草。
           中部及び南部ヨーロッパ原産。
           高さ30-50cm。
           茎には粗毛が多く、上部では腺毛が多く混じる。
           葉は茎の下部ではへら形で先は円く、上部では広線形で先は次第に尖る。
           花期は4〜5月。
           花は花序の枝の片側に偏って総状につき、花柄は長さ1-4mm。
           萼筒は狭卵形、長さ8-10mm、10脈があり、
           脈上に開出する長毛と短腺毛が並び、先に長さ2mmほどの細い5歯がつく。
           花冠は直径約8mm、花弁は白色または淡紅色、
           弁状部は狭倒卵形、2裂しない。
           花柱は3本、刮ハは6裂する。

【A高さは30cm足らず − 花は花序の枝の片側に偏って総状につき
16.6.11 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 花冠は直径約8mm、花弁は白色または淡紅色、
16.6.11 撮影

【B 弁状部は狭倒卵形、2裂しない
16.6.11 撮影

【C萼筒は狭卵形、長さ8-10mm、10脈があり
16.6.11 撮影

【Cを拡大しました − 脈上に開出する長毛と短腺毛が並ぶ
16.6.11 撮影

【D − Cの左端の萼筒 − 脈上に開出する長毛と短腺毛が並ぶ
16.6.11 撮影
あらかじめ「脈上に開出する長毛と短腺毛」の特徴が分かっていれば
もっと真剣に撮ったのですが、何とか撮れていて良かったです。


 これは何マンテマか、友人と二人、それぞれに悪戦苦闘の結果、意見が一致しました。
 シロバナマンテマについた花番号は『1450』。
   
 友人のお陰で開花確認記録が正確に近づいた上に、新しく植物を見つけられるので、
 私一人では到底かなえられなかった1500種が、夢の数字ではなくなりました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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