ツルボ Scilla scilloides〈蔓穂/別名サンダイガサ〉
(キジカクシ科 ツルボ属) 花期は 9〜10月。
ツルボの語源は不明だが、蔓穂の字をあてることが多い。
別名は参内傘。公家が参内するとき、従者がさしかけた長い柄の傘を
たたんだ形と花序が似ていることによる。
山野の日当たりの良いところに生える多年草。
鱗茎は卵球形で黒褐色の外皮に包まれ、ネギのようなにおいがする。
葉は2個根生し、長さ15-25cmの扁平な線形。
花径は高さ20-40cmになり、淡紅紫色の花を総状に多数つける。
花のころ根生葉があるものとないものがある。
花径にはふつう葉がつかない。
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − ここでは花時に葉は見られません】
18.9.10 撮影
【A淡紅紫色の花を総状に多数つける】
18.9.10 撮影
【Aを拡大しました】
18.9.10 撮影
この夏、猛暑と強い乾燥が続いたため、秋の花に影響が出ていると感じています。
姿が全く見えない草・蕾がつかない草が多い中で、
ツルボは例年より少し遅いものの、2個体の開花を見ることができました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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