ノブキ Adenocaulon himalaicum 〈野蕗〉(キク科 ノブキ属)
花期は 8〜9月。 山地の木陰に生える多年草。
茎は高さ50-80cmになり、上部で枝を分ける。
葉は幅10-20cmの三角状腎形。
蕗の葉に似るが、葉がややとがり、葉柄に翼がある。
頭花は周りに雌花、中心部に両性花があり、両性花は結実しない。
雌花は7〜11個、痩果は6-7mm、冠毛はない。
痩果は放射状に並び、先端の方に腺体があって粘る。
− 増補改訂新版「山に咲く花」 −
【A頭花は周りに雌花、中心部に両性花があり、両性花は結実しない】
18.9.11 撮影
【Aを拡大しました − 頭花の中心のは両性花?周りの雌花は痩果になりかけています】
18.9.11 撮影
【B中心部にピントを合わせました − 両性花は結実しない】
18.9.11 撮影
「痩果は放射状に並び、先端の方に腺体があって粘る」
間もなく、中心部の花は落ちてしまい、痩果だけになると思われます。
ノブキの痩果に腺体があって粘るとは・・・撮りに来て本当に良かったです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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