2018年 10月10日  ツルアリドオシ



【@キッコウハグマの開花確認に来た林縁で、ツルアリドオシが季節外れに咲いていました】
18.10.9 撮影

        ツルアリドオシMitchella undulala〈蔓蟻通し〉(アカネ科 ツルアリドオシ属)
                                           花期は6〜7月。
      山地の林内に生える常緑の多年草。
      茎は地上をはい、長さ10-40cmになり、節々から根を出す。
      葉は対生し、深緑色で厚く無毛で、長さ1-1.5cmの卵形〜卵円形で、
      ふちはやや波状。。
      枝先に2個並んで花をつける。
      花冠はふつう白色、まれにややうすく赤みを帯びる。
      花冠は長さ1.5cmほどで、先はふつう4裂する。
      内面に白毛があり、花筒の下にある子房は2個が合着している。
      雄しべは4個。
      雌しべは1個で細く、先端は4裂する。
      果実は液果で球形となり、赤く熟し、直径8mm「ほど。
      頂に2個の花のあとが残る。

       − 増補改訂新版「山に咲く花」 −

【@を拡大しました − 花冠はふつう白色、まれにややうすく赤みを帯びる
18.10.9 撮影
                                 
【A − @を別の角度から撮りました − 枝先に2個並んで花をつける
18.10.9 撮影

【Aを拡大しました − 内面に白毛があり、花筒の下にある子房は2個が合着している
18.10.9 撮影

【B上とは別の花です − 花冠は長さ1.5cmほど
18.10.9 撮影

このたびの花には、2012年の花(6月7日撮影)には写っている柱頭が見えませんが、
果実はできないのでしょうか? この後の様子を是非観察していきたいと思っています。

【C果実 − 頂に2個の花のあとが残る2012年11月20日の日記から】
12.11.20撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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