11月20日 ツルアリドオシ


今年、教えてもらってキッコウハグマを何度か撮りに来た国定公園内の知人の林です。
キッコウハグマの花は終わりに近づき、今日、ツルアリドオシの赤い実が目に入りました。

【@果実は液果。直径8mmほどの球形
12.11.20 撮影

        ツルアリドオシ〈蔓蟻通し〉(アカネ科 ツルアリドオシ属) 花期は6〜7月。
      山地の林内に生える常緑の多年草。
      茎は地上をはい、長さ10〜40cmになり、節々から根を出す。
      葉は対生し、深緑色で厚く無毛、長さ1〜1.5cmの卵形〜卵円形。
      枝先に2個並んで花をつける。花冠は普通白色、まれにやや薄く赤みを帯びる。
      花冠は長さ1.5cmほどで、先は普通4裂する。
      内面に白毛があり、花筒の下にある子房は2個が合着している。
     果実は液果。直径8mmほどの球形で赤く熟し、頂に2個の花の跡が残る。
     
                         
                 【@を拡大しました - 頂に2個の花の跡が残る
                         12.11.20 撮影
      【A花は、駐車場から遠くて薄暗い林で撮ってきました - 花冠は長さ1.5cmほど
                         12.6.7 撮影
           【B内面に白毛があり、花筒の下にある子房は2個が合着している
                         12.6.7 撮影                        
            なるほど。だから花は2個セットで咲くのに、果実は一つしかできなくて、
            実の頂に花の跡が残っているのですね。
        
                         
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今日は火曜日。エコミュージアムが休館なので、気になっていた雑用を済ませたあと、散策をしました。
晩秋の草原を一人で歩いても寂しく気が乗らなくて、林に移動しましたが、今年の11月はとても長く感じます。
まだ、あと10日もあるんですよね。


※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。