キツリフネ Impatiens noli-tangere 〈黄釣舟〉(ツリフネソウ科 ツリフネソウ属) 花期は9〜10月。
山地の湿地に生える軟弱な1年草で、全草に毛がなく、やや白みを帯びる。
茎は高さ40-80cm。
葉は互生し、柄があり、葉身は卵形または長楕円形で長さ4-8cm、
先は鈍く、基部は鋭形、縁に粗い鈍鋸歯がある。
花序は葉腋から下垂し、3〜5花がつく。
花は淡黄色で長さ3-4cm、細い花柄で吊り下げる。 花の太い袋状の部分は萼片の1個で、基部は炬になる。
花弁は3個、下方の2個は合着して唇弁となり、内面に赤褐色の斑紋がある。
正常花が咲く前に閉鎖花をつけることが多い。
【@を拡大しました】
15.8.22 撮影
【A開放花が咲く前に閉鎖花が咲くなんて、全く頭になかったので】
14.9.5 撮影
【Bきれいに開いた花ばかり撮っていました】
14.9.5 撮影
【C唯一、開放花ではないものが写っている画像をピンぼけですが送ってみました】
11.9.28 撮影
【Cを拡大しました】
11.9.28 撮影
「仰るように,中央やや右寄りのツボミのように見えるものが閉鎖花であると思います.
ツリフネソウ科では『閉鎖花』の画像はネットでは引っかかりません.
英語で検索すると,海外での状況もある程度分かりますが,状況は同じです.
ただ,ツリフネソウ科の『閉鎖花』は普通の意味でのそれではないようです」と、門田先生。
良い勉強ができましたので、知識をお裾分けします。
ワタラセツリフネソウの閉鎖花を見せていただきましたが、図鑑で見る楽しみにいたします。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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