ツチグリ〈土栗〉(バラ科) 花期は4〜6月。 生のまま食べられる根を栗の実に例えたもの。乾いた明るい草原に生える高さ10〜30pの多年草。葉は2〜4対の小葉からなる羽状複葉で、葉の表面は緑色であるが、下面は綿毛を密生して白いのが特徴。花は黄色で直径1〜1.5p。本州(中部地方以西)と九州に分布。
毎年、キジムシロ・ミツバツチグリより約1月遅れで咲き始めるのに、今年は開花が遅れました。
【花序と葉】
05.4.12 撮影
草原でキジムシロに負けじとばかりにたくさん咲いているミツバツチグリは、このツチグリに似ていて、葉が3枚ということからつけられました。
ヒメハギ(ヒメハギ科)
05.4.22 撮影
ヒメハギ〈姫萩〉 花期は4〜7月。 全体に小さく、花の色や形がハギの仲間を思わせるのでこの名がある。山野の日当たりのよいところに生える高さ10〜30pの多年草。花は紅紫色で長さ約1p。花弁は筒状で先端の房のような付属体が目立つ。左右の弁は萼片。
昨年は4月9日に開花確認したヒメハギを、やっと今日見つけました。
この株は葉の先までの高さが4pほどです。
ヒメハギは日当たりのよい乾いた草原で咲きますが、こんな場所を好む植物の開花が遅れています。
【上の画像を拡大しました】
4月22日(金) 晴れ。
昨年見つけたフモトスミレを見るために、駐車場から遠い斜面まで歩きました。
「確かこの辺りだった」と探しましたが、フモトスミレは見つかりませんでした。
そこから10mくらい離れたところに見慣れないスミレが。
「花はアカネスミレの色、距は細長く、葉・茎に毛が多い。見たことない!」でしたが・・・。
4月9日の日記と同じアカネスミレ。
友人に教えてもらって書いておきながら、分かっていなかったのです。
もう大丈夫、自分で見つけた5株を全部カメラにおさめ、特徴を頭にたたき込みましたから。
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