ツボミオオバコ〈蕾大葉子/別名タチオオバコ〉 花期は5〜8月。
花冠がほとんど開かないので、いつまでもつぼみのように見えることによる。北アメリカ原産の1〜2年草。最近、関東地方以西の道ばたや荒れ地などに広く帰化している。全体に白い毛におおわれてふわふわしている。葉は根生し、倒披針形で先端は短くとがる。葉の間から高さ10〜30pの花茎を伸ばし、小さな花を穂状につける。
ニワゼキショウやオオバコが生えている荒れ地で群生しているのが目に入り、栄養不足のオオバコかと思いましたが、葉の形が違うし、毛だらけです。
「きっと、オオバコ科の帰化植物!」
帰って図鑑を開けたらすぐに見つかりました。ツボミオオバコ。
【1株を】
05.5.23 撮影
【花序を拡大】
05.5.23 撮影
【葉と茎は】
05.5.23 撮影
この荒れ地はたびたび通るし、ウラジロチチコグサ・ヒメコバンソウ・ホソムギなどを撮ってきましたが、ずっと前から生えていたに違いないツボミオオバコを見過ごしていたのですね。
あちこちに見られそうな、こんな花を見つけると「知らなかったのは私だけかも・・・」と、少し落ち込むのです。
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