オオバコ〈大葉子〉 花期は4〜10月。
葉が広く大きいことによる。日当たりのよい道ばたや荒れ地などに普通に見られる多年草。葉は全て根生し、卵形または広卵形、まれに楕円形と変化が多い。数本の脈が目立つ。根生葉の間から高さ10〜20pの花茎を数本伸ばし、小さな花を穂状にびっしりとつける。
至るところの日当たりのよい遊歩道上や林道上で、人や車に踏まれても平気で生え続けているオオバコです。
【上の画像を拡大しました―葉】
【オオバコの花序】
05.4.30 撮影
「花は4個の萼片と1個の苞に包まれていて、花序の下から上に咲き上がる」
「雌しべ先熟で、先ず萼の間から柱頭が顔を出して受精したあと、雄しべ4個が伸び出てくる」
ヘラオオバコ
05.5.24 撮影
ヘラオオバコ〈箆大葉子〉 花期は5〜10月。
葉の形からつけられた。ヨーロッパ原産の1年草で、江戸時代末期に渡来したといわれ、現在では各地の道ばたや荒れ地、牧草地などに帰化している。葉はへら形で細長く、裏面脈上や葉柄には淡褐色の長い毛が散生する。葉の間から高さ20〜70pの花茎を伸ばし、小さな花を穂状につける。
遊歩道や林道のわき、荒れ地などで大きく伸びて咲いているヘラオオバコです。
【上の画像を拡大しました―葉】
【ヘラオオバコの花序】
05.5.24 撮影
「花序は幅1〜1.7pと太く、長い雄しべがよく目立つ」
「上部は雌性期、下部は雄性期。雄しべは1p近くもとびだす」
昨日ツボミオオバコを見つけて、オオバコ・ヘラオオバコは、毎年記録を取り、画像も撮ってきたのに、日記に1度も書いていないことに気づきました。
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