2021年 2月7日  トウダイグサ



【@ここは日当たり良く風は当たらず、随分以前に開花した様子です − コウモリ穴に下がる前の林縁で】
21.2.7 撮影

         トウダイグサ Euphorbia helioscopia〈燈台草〉(トウダイグサ科 トウダイグサ属) 
                                               花期は1〜5月。
        全体の姿が油を入れた皿を置く昔の燈台に似ていることによる。
        日当たりのよい道ばたや畑に生える高さ20-40cmの越年草。
        葉は互生し、長さ1-3cmのへら形〜倒卵形。
        茎の先にやや大型の葉を5個輪生し、葉腋から放射状に枝を出す。
        各枝先に、2〜3個の総苞葉に抱かれるように小さな杯状花序がつく。
        腺体は楕円形。子房は平滑。
        刮ハは直径約3mmで、熟すと3裂する。

        ひとつの花のように見えるのは1個の花序で、
        5個の総苞片が完全に合着した壺形の総苞の中に
        雄花が数個と雌花が1個入っている。
        この花序はトウダイグサ属とニシキソウ属だけのもので、杯状花序と呼ばれる。
        総苞の上端には蜜を分泌する腺体があり、その形は種の区別点になっている。
         − 増補改訂新版「野に咲く花」 −

                                【A 葉は互生し、長さ1-3cmのへら形〜倒卵形
21.2.7 撮影
                                 
【B茎の先にやや大型の葉を5個輪生し、葉腋から放射状に枝を出す
21.2.7 撮影

【Bを拡大しました −各枝先に、2〜3個の総苞葉に抱かれるように小さな杯状花序がつく
21.2.7 撮影

「ひとつの花のように見えるのは1個の花序で」

【Bを拡大− 5個の総苞片が完全に合着した壺形の総苞の中に雄花が数個と雌花が1個入っている
21.2.7 撮影

【C別の茎を】
21.2.7 撮影

【Cを拡大しました − 手前の杯状花序では、雌花が受粉後時間が経っています
21.2.7 撮影


* * * * * おまけ * * * * *

Dトウダイグサのすぐそばで、コスミレがきれいに咲いていました】
21.2.7 撮影

【Eそばの階段を下ると・・・アオイスミレが1つ、開花していました】
21.2.7 撮影


  秋吉台は、春になりました!

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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