2018年 9月27日  トラノオジソ



「アオジソの葉に紅紫色のシソの花が咲いている」ので、シソとアオジソの交雑種だろうと、調べないままで数年。
徳光さんが広島で勉強され、ツルマメを見に行く途中の林道上で見てきたシソ科は、トラノオジソと判明しました。

【@林道の路上とわきで、この姿ばかりが群生しています】
18.9.27 撮影

         トラノオジソ〈虎の尾紫蘇〉(シソ科 シソ属) 花期は 9月〜。
        全体に異臭はあるがレモン様の香りはなく、
        葉が広卵形で基部から鋸歯があり、表面には粗い長毛があり、
        花穂は細長く、
        苞は卵形で、先端のとがった部分を除き長さと幅はほぼ等しく
        基部以外は緑色で基部付近の縁には長毛があり、
        萼は小さく、花時長さ約3mm、果時5-6mm、
        花はやや淡い紅紫色で、下側の雄蕊は花冠から長く超出する。
        本州(関東地方以西)〜九州に分布する。
         − 改訂新版「日本の野生植物5」 −

【A初めて嗅いでみたら、シソ・アオジソ・レモンエゴマとは別の匂いでした】
18.9.27 撮影
                                 
【B葉が広卵形で基部から鋸歯があり
18.9.27 撮影

【C表面には粗い長毛があり −腺点が葉表に盛り上がっていました
18.9.27 撮影

【D葉裏 − 腺点が多くあり】
18.9.27 撮影

【D葉裏 − 脈上に長毛がありました】
18.9.27 撮影

【E茎には下向きの寝た毛がありました】
18.8.27 撮影

【@を拡大しました − 花穂は細長く
18.9.27 撮影

【F萼は小さく、花時長さ約3mm
18.9. 27 撮影

【Fを拡大しました −苞は卵形で、基部以外は緑色で基部付近の縁には長毛があり
18.9. 27撮影

【G花はやや淡い紅紫色で、下側の雄蕊は花冠から長く超出する
18.9.27 撮影

  トラノオジソは、「山口県産高等植物目録」に『稀』とあります。 
  トラノオジソについた花番号は、『1538』。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP