ヒメセンナリホオズキ Physalis pubescens 〈姫千成酸漿〉(ナス科 ホオズキ属)
花期は 8〜9月。
畑や道ばたに生える1年草。
茎は直立し、多くの枝に分かれて横に広がり、高さ20-40cm、短い軟毛が生える。
葉は広卵形で、長さ3-7cm、幅2-5cm、
先が短くとがり、基部は円く、柄があり、少数の粗い鋸歯があり、
縁と裏面脈上にまばらに短毛が生える。
8〜10月、葉腋に下向きの花を1個つける。
萼は短い筒形で密に短い軟毛が生え、浅く5裂する。
花冠は杯形で先は広がって五角形となり、径8mm、黄白色で、
内面基部に濃紫色の斑がある。
液果は球形で径1cm。
萼は果時には大きくなって果実を包み、先がつぼまった袋状となり、
長さ2.5cm、10稜があって、熟しても緑色である。
熱帯アメリカ原産で広く帰化し、特に暖地に多い。
果実が数多くつくので〈千成ホオズキ〉の名がついた。
しかし、〈センナリホオズキ〉の和名は、ヒロハフウリンホオズキと
ヒメセンナリホオズキのどちらを指しているのか分からない。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
【A葉腋に下向きの花を1個つける】
18.9.27 撮影
【Aを拡大しました − 短い軟毛が生える】
18.9.27 撮影
【B先が短くとがり、基部は円く、柄があり、少数の粗い鋸歯があり】
18.9.27 撮影
【Bを拡大しました − 縁と裏面脈上にまばらに短毛が生える】
18.9.27 撮影
【C縁と裏面脈上にまばらに短毛が生える】
18.9.27 撮影
【D萼は短い筒形で密に短い軟毛が生え、浅く5裂する】
18.9.27 撮影
【E花冠は杯形で先は広がって五角形となり、径8mm、黄白色で、内面基部に濃紫色の斑がある】
18.9.28 撮影
【F萼は果時には大きくなって果実を包み、先がつぼまった袋状となり、長さ2.5cm】
18.9. 27 撮影
【810稜があって、熟しても緑色である】
18.9. 27 撮影
ヒメセンナリホオズキは4年前に見つけ、四苦八苦して同定したのに、すっかり頭から消え、
今回、「新しく見つけた花」と思い込み、日記を書こうとして、一覧に名前があるので気づいた次第で、
3年間は、開花確認していませんでした。(汗)
「たこさん、とうとう認知症?」の声も聞こえてきます。(涙)
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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