トゲミノキツネノボタン Rununculus muricatus〈刺実の狐の牡丹〉
(キンポウゲ科 キンポウゲ属) 花期は1〜6月。 耕作地などに生える高さ15-50cmの1年草あるいは越年草。 ヨーロッパ〜西アジア原産。 茎は束生して斜上し、ほとんど無毛。
根生葉の葉身は広卵形、3浅裂〜中裂し、裂片は広卵形で鋸歯縁となり、両面とも無毛、 葉柄は長さ5-25cm、無毛。 茎葉も根生葉と同型だが、上部のものほど小型となり、葉柄も短くなる。
花は黄色で直径1-1.5cm、茎の上部の葉腋に単生する。 花弁は倒卵形、長さ約7mm。
痩果は15〜25個が集合果をなし、楕円形で扁平、長さ約5mm、
表面に刺状突起がある。
【@を拡大しました − イボミキンポウゲが混生していないか、よく見ないと…】
15.2.26 撮影
【A葉身は広卵形、3浅裂〜中裂し】
15.2.25 撮影
【Aを拡大しました − 裂片は広卵形で鋸歯縁となり、両面とも無毛】
15.2.25 撮影
【B花は黄色で直径1-1.5cm、茎の上部の葉腋に単生する】
15.2.25 撮影
【C花は茎の上部の葉腋に単生する】
15.2.26 撮影
【D − Cの果実 − 痩果は15〜25個が集合果をなし、楕円形で扁平】
15.2.26 撮影
「長さ約5mm、表面に刺状突起がある」
【E】
15.2.26 撮影
【Eを100%拡大したら、花は】
15.2.26 撮影
【Eを花と同じく100%拡大して、葉裏を − 両面とも無毛】
15.2.26 撮影
2月25日、花盛りのこの辺りの群落をすべてトゲミノキツネノボタンと思い込み、順に撮り帰ってみると、イボミキンポウゲと思われる株があり、「イボミキンポウゲ開花」としました。
が、昨年イボミキンポウゲを良く分かったつもりだったのに、やはりあいまい。
ここの群落を徹底的に見て歩いた結果、やっと、トゲミノキツネノボタンとイボミキンポウゲが分かった気がします。
トゲミノキツネノボタンは
1,葉は、両面とも無毛。
2,花は、茎の上部の葉腋に単生する。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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