5月29日  トチバニンジン・オモト

  トチバニンジン    05.5.29 撮影
   
 トチバニンジン〈栃葉人参/別名チクセツニンジン〉(ウコギ科) 花期は5〜6月。
 葉がトチノキの葉に似ているため、別名は根茎が竹の節に似ているため。山地の林内に生える高さ50〜80pの多年草。茎は直立し、頂に頂柄のある葉を3〜5個輪生する。葉は5小葉からなる掌状複葉。中心から1個の花茎を立て、球状の散形花序に黄緑色の小さな花を多数つける。
 

 2年前、知人に、秋芳町の桂木山で見つけた赤い果実のついたトチバニンジンの画像を見せてもらいましたが、秋吉台にもあったのですね。
                                        
                        05.5.29 撮影

              教えてもらったトチバニンジンはこの1株だけ。
              もう花は終わっていましたが・・・            

                    【上の画像を拡大しました】                      

「見つけた花にならない?」「花柱が残っているから開花の証にはなる」と。
家でパソコンで拡大してみたら、クモの巣のお陰で、ほかの部品(?)も残っていました!

オモト(ユリ科)
05.5.29 撮影
 
 オモト〈万年青〉 花期は5〜7月。
 暖地の林の中に生える常緑の多年草。濃い緑色のつややかな葉を鑑賞するため、古くから栽培されてきた。葉は束生し、長さ30〜50pの披針形で、先はとがる。高さ10pほどの太い花茎を伸ばし、淡黄色の小さな花を多数つける。果実は直径1pほどの球形で、秋に赤く熟す。


 昨年6月、“パソコンの師匠”にオオハンゲを教えてもらった時、「私が見ている花でもう一つ見つけていない花がある。オモト」と。
 その直後に右手首を骨折し、昨年は見つけられなかったオモトの花を、今日見ることができました。

                    【上の画像を拡大しました】 

これも“パソコンの師匠”に林の奥で見せてもらった花。
昨秋、オモトを何株も見つけたのに、先日行ってみたら大やぶで、姿が見えなくなっていました。

                 
5月29日(日) 
自然観察会『初夏の野草』に参加して、50名以上の方々と一緒に草原を散策。
午後は、皆さんと分かれて、広島市から参加された友人たち5人と先へ進み、途中から“パソコンの師匠”が加わった観察会になりました。
 「今年新しく見つけた花」に、トチバニンジン・オモト・アギスミレ・コウガイゼキショウの4種が加わって、花の背番号は888までになりました。