5月30日  ホザキノフサモ・ムギラン

   ホザキノフサモ      05.5.30 撮影
   
 ホザキノフサモ〈穂咲きの房藻/別名キンギョモ〉(アリノトウグサ科) 花期は5〜10月。
 花が穂になって咲くことによる。別名は金魚鉢に入れられることから。
池や沼などの水中に生える多年草。水底の泥の中に白い根を伸ばし、茎はときに1m以上になる。葉は4枚ずつ輪生し、葉の裂片は糸のように細い。花は水上に抜き出した長さ3〜8pの枝先に穂になってつき、上方に雄花、下方に雌花がある。

 「小さな神社のそばで水が湧き出るところ」との“パソコンの師匠”からの情報。
 “秋吉台のやまんば”さんに伝えると、「そろそろ咲くころと思ってた」と、案内してくださったのです。
 秋吉台の中を通って湧き出た水をたたえた澄んだ池には、ホザキノフサモが咲き始め、オランダガラシ・キショウブの花に、見たかったカサスゲもかたまって生えていました。
 水の中に沈んだセキショウもありましたが、花は終わったばかり、来年の楽しみになります。
 
                     【上の画像を拡大しました】                    
                        
 水中に沈んだ植物を撮るコツなど分からないまま、とにかくシャッターを押しました。
            
                       ムギラン(ラン科)                        
05.5.30 撮影
 
 ムギラン〈麦蘭〉 花期は6〜7月。
 常緑樹林内の樹幹や岩上に着生する常緑の多年草。根茎は横にはい、まばらに偽球茎をつけ、その先端に葉を1個つける。葉は卵形で長さ1〜3p、肉質で厚い。花茎は偽球茎の基部から出て、黄白色の花を1個つける。


 この林は、来るたびに乾燥がひどくなっています。
 ムギランを見せてもらって今回が3度目、「これは?」と“秋吉台のやまんば”さんにルーペで見ていただいて、ムギランの花らしいものを見つけました。

                    【上の画像を拡大しました】 

「花は半開状で、すぐ閉じ、結実する」
だからでしょうか?
やまんばさんがルーペでをのぞきながら
「これはもう終わってる」と言われたのがいくつもありました。

【こんなのも写っていました】
05.5.30 撮影

こんな画像しかないのに、足元を気にしながらの撮影をしに、また来たくはないし・・・。
日照り続きで、今年は花が少ないのではないかと思いました。
                 
 5月30日(月) “秋吉台のやまんば”さんに言われるまま、あちこち飛び回って新しい花を5つ見ることができました。
 アワボスゲ・タカネマスクサ・ホザキノフサモ・カサスゲに、3度目に花を確認できたムギラン。

 私の、秋吉台での3大師匠、 “秋吉台の大先輩” “パソコンの師匠” “秋吉台のやまんば”さん。
 3日続いてご指導いただいたお陰で、今年初めて見た花は一気に10個加わって、ムギランの背番号は893。 900まで、あと7つ。