5月26日 トボシガラ 


【果時のトボシガラです】
   10.5.24 撮影
   
         トボシガラ〈点火茎〉(イネ科 ウシノケグサ属) 花期は4〜7月。
       点火(とぼし)はたいまつなどの灯火のことだが、語源は不明。
       山野の林内や林縁に被い高さ30〜60cmの多年草。
       葉は幅2〜3mmでやわらかい。
       花序は長さ8〜10cmの円錐状で先は垂れ、まばらに小穂がつく。
       小穂は長さ7〜9mmで、3〜5個の小花がある。
       外花穎には長さ5〜7mmの細い芒がある。

   
          【円錐花序は散開し、花序の枝は開出しています】        
 10.5.25 撮影
花序の枝の基部寄りには小穂を付けていません  
10.5.25 撮影
この姿からナンカイヌカボかと思いましたが・・・。

上の画像を拡大しました − 小穂はトボシガラそのものです
10.5.25 撮影
小穂は長さ7〜9mmで、3〜5個の小花がある。
   外花穎には長さ5〜7mmの細い芒がある


同一個体にあった若い果実】        
10.5.25 撮影

【こんな時のトボシガラしか注目していなかったのです
09.5.7 撮影
上の画像を拡大しました − 花時の小穂】  
09.5.7 撮影
 
 気になるイネ科を今日解決しようと“秋吉台のやまんば”さんを誘い、出かけてみたものの、予報に反して一時も雨が降りやまず、風も強まってきました。
 それでも数カ所見て回り、結論は、「外観はナンカイヌカボそっくりだが、小穂の形は違うので、図鑑にない帰化植物」ということになりました。
 日記に書く直前、「日本イネ科植物図譜」を開いたら、トボシガラでした。

 あーあ、こんな日もあるんです。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。