トボシガラ〈点火茎〉(イネ科 ウシノケグサ属) 花期は4〜7月。
点火(とぼし)はたいまつなどの灯火のことだが、語源は不明。
山野の林内や林縁に被い高さ30〜60cmの多年草。
葉は幅2〜3mmでやわらかい。
花序は長さ8〜10cmの円錐状で先は垂れ、まばらに小穂がつく。
小穂は長さ7〜9mmで、3〜5個の小花がある。
外花穎には長さ5〜7mmの細い芒がある。
【円錐花序は散開し、花序の枝は開出しています】
10.5.25 撮影
【花序の枝の基部寄りには小穂を付けていません】
10.5.25 撮影
この姿からナンカイヌカボかと思いましたが・・・。
【上の画像を拡大しました − 小穂はトボシガラそのものです】
10.5.25 撮影
「小穂は長さ7〜9mmで、3〜5個の小花がある。
外花穎には長さ5〜7mmの細い芒がある」
【同一個体にあった若い果実】
10.5.25 撮影
【こんな時のトボシガラしか注目していなかったのです】
09.5.7 撮影
【上の画像を拡大しました − 花時の小穂】
09.5.7 撮影
気になるイネ科を今日解決しようと“秋吉台のやまんば”さんを誘い、出かけてみたものの、予報に反して一時も雨が降りやまず、風も強まってきました。
それでも数カ所見て回り、結論は、「外観はナンカイヌカボそっくりだが、小穂の形は違うので、図鑑にない帰化植物」ということになりました。
日記に書く直前、「日本イネ科植物図譜」を開いたら、トボシガラでした。
あーあ、こんな日もあるんです。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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